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2011年2月4日金曜日

カイロの状況を現地からおしえていただいた

カイロにいる日本人記者とのやり取りで、以下のようなメールをいただいた。
生々しい情報だ。エジプトの人たちもふくめ、大変だ。メールは以下のようだ。その後に自分のコメントも書く。
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先に私が送ったメールは:
> 今、BBCをネットで聞きながらこのメールを書いています。
> 日本のメディアは大丈夫ですか?
> エジプト国民のイスラエルとの国交をどう思っていますか?ガザ閉鎖のときの政府の対応を非難しながら、街にでているのか?おわかりならば教えてください。
お返事は:
今のところ、日本のメディアが危機的な状況になったということはないようです。
ただ、非常に取材が難しくなっています。
デモ隊が集まる広場の近くにラムセスヒルトンホテルがあって、
そこがジャーナリストの拠点になり、中継などを行っていたんですが、
ついにムバラク支持者のほうのデモ隊がホテル内に侵入、
ジャーナリストを探しているそうです。
反ムバラクのデモ隊ばかりをとりあげる海外メディアに反発しているようです。
支局の前にもムバラク支持のデモ隊がやってきて、
毎日非難の声をあげています。
それを護るという名目もあるのでしょうが、常に
それがさらに発展して、外国人というだけで
攻撃される対象になっていて、ちなみに私も殴られました。
たった今入ったのですが、ギリシャ人のジャーナリストが
タハリール広場でナイフで殺されたようです(ジャジーラ情報)
投石ならたまたまあたっということも考えられますが、
ナイフというなら完全にその人が狙われたということですね・・
うちのエジプト人スタッフがいってきたのですが、
「外国人はみんなイスラエルの手先だから攻撃してもいい」という
噂が一部で流れているそうです。
どうもエジプトの秘密警察が関わっているようですが・・
デモ隊同士の衝突も含めて。
穏健派のイスラム原理主義の「ムスリム同胞団」は
今後イスラエルとの国交については国民投票などで
見直すべきだという話をしています。
ただ、今はエジプト人がどういう考えを持っているのか、
全くわかりません。

ただ、エジプト人は陽気で人懐こく、大雑把なとこもありますが
いい人たちばかりです。
たった一年ほどしかすんでいませんが、
とても好きになったエジプト人同士を
だれがどうコントロールしているのかわかりませんが
互いに傷つけ合っているのをみると悲しくなります。
また以前のようにもどれるのでしょうか・・
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とのメールをいただいた。
イスラエルの仕業だというところだが、BBCペルシア語の記者に対して「イラン人とトルコ人の仕業だ」とも。結局は、外国の仕業にしたいだろう。
自分たちのせいにしたくないのは、どこも一緒だ。