素敵な読者の皆さん

2013年8月31日土曜日

米国ジョン・ケリー夫婦とシリアのアサド夫婦


2010年5月にダマスカスのレストランで、米国とシリアの関係を深めるために食事中のところ。ケリーは今、米国の国務長官(外務大臣)でシリアのアサド政権に軍事攻撃をかけるべきとしている。日本はどうしたいの?
レバノンとシリアなどが専門のフェイスブックのイラン人友達Ali Mohtadiさんの共有した写真です。

米国が3日前から、アサド政権が化学兵器を使うことを傍受して知っていたというのなら、なぜシリア人らに公表しなかったのか???数人が死ななかったかもしれないのに!!批判が集まっているのに、まだ言い続けるのか?

シリアについて
化学兵器が使われたシリアを,イラン・イラク戦争中にみた「おしん」の体験から
米国のCIAはイラクのフセインが化学兵器を使うことを知りながら彼を支援した
なぜイラン体制はシリアのアサド政権を支援するのか

2013年8月26日月曜日

米国のCIAはイラクのフセインが化学兵器を使うことを知りながら彼を支援した

米国の諜報機関CIAがイラクのフセイン大統領がイランに対して化学兵器を使う可能性があるのに、彼に化学兵器を与えた。その米国でもっとも重要なワシントン発行で外交を扱うフォリンポリシー誌が明らかにした。


Exclusive: CIA Files Prove America Helped Saddam as He Gassed Iran

自分の経験を前に書いたのは

その米国は今度、シリアのアサドに国連の査察を受けろだとか、軍事攻撃を検討しているんだかを言う!何を信じればいいというのかよ??????

2013年8月24日土曜日

化学兵器が使われたシリアを,イラン・イラク戦争中にみた「おしん」の体験から

シリアで化学兵器が使われてしまって、大勢の人々が殺されてしまった大悲劇がおきている。イラン・イラク戦争1980-88年にイラク軍は幾度も化学兵器を使ってしまっていて、今なお当時を生き延びた国境で戦っていた軍人らがイラン国内で苦しんでいる。当時、イラクを支援していたのは、米国を中心にした欧米だった。ガスに使える材料もそこから調達していたようだ。イランのイスラム体制で、米国大使館が占領され、444日間にわたって、米国大使館員らはイランでとらえられていた。それらが、米国らを反イランにしていた。だから、イラクがイランへ攻撃かけたことを喜んでいたようだか、支援までしていた。あのフセイン大統領をですよ。支援していたのは欧米だった。

しかし、もっと悲惨だったのは、フセイン軍がイランへ協力していると疑っていたイラク国内のクルド地域に使ったサリン・ガス爆弾だ。ハラブチェで数千人の子供と女性が殺されてしまった大悲劇から25年しかたっていない。
シリアでだれがどうして、どの目的で使っているかはわからないが、最初に空爆が行われたそうだ。そうすると、人々が地下へ逃げる。それからの化学兵器は地下に溜まるから死者数が増えるだけになる。

イラン・イラク戦争(1980-88年)の終わりころはイラクのフセイン軍は、首都のテヘランにも空爆をかけていた。学校にいて、空爆の恐れがあるという「赤いサイレン」が流れると、地下に逃げるべきか、上へ上へと逃げるべきか、一番の恐怖だった。地震があれば、机の下へ頭を入れるのとわけが違う。頭を下にもっていけば、結局自分を殺すことになる。今回のシリアの人々のつらいつらい状況は何とも言えない。

前に、このブログにも書いたが、日本へ来ることになった1991年には、親戚も含め全知り合いに近い人に空港で見送られた。その時は、ほとんどの人から「おしんによろしく」と伝言を頼まれた。
NHKの連続ドラマ「おしん」がイランで放送されていたのはイラン・イラク戦争の終わりころだった。そのころのテヘランはほとんど毎晩のようにイラク軍の空爆にあっていた。私らも空爆を逃れるため、大型マンションの地下駐車場に集ったり、街外れに車で逃亡したりしていた。その時は、欠かせなかったものと言えば、小型のブラウン管テレビだった。シェルターにいた人々が「おしん」が始まると皆、誰かが持ち込んでいた小型テレビの前に集まっていた。

しかし、その地下シェルターにガス爆弾が落ちれば、避難していた人、皆が殺されてしまっていたことになる。おしんを見ながら死んでいたかもしれない自分が、今、悲惨なシリア人のことを痛みを感じなら見てしまっている。
前、どこかで読んだけれども、「シリアは世界一、ガス兵器がある国だ」そうだ。
だれが、どの国か、どの企業が売ったのだよ???その前に、使うのをやめなさい!


シリア関連で今までこのブログで書いたものはたくさんあるが、改めて読んでほしいものは以下。投稿の日付も見てくださいね

なぜイラン体制はシリアのアサド政権を支援するのか

2013年8月19日月曜日

60年前に、米国のCIA諜報機関がイランでクーデターを起こした


60年たって、初めてCIA米国諜報機関がイランで起こしたクーデタの資料を明らかにされた。
英語で読める詳細は多くあるが、一つはこちらでhttp://iranian.com/posts/view/post/19323

イランで最も愛されている政治家の一人、原油を英国、イギリスの管理下から取り戻し。国有化したモサデグ首相を倒したクーデタだった。米国が自由だとか、自由主義支援者だとかを信じる人は愚かだ!
モサデグはインドのガンジと同時期の人で同じ自由主義者だった。

2013年8月15日木曜日

エジプトの悲劇をイランで体験したくないから今年の大統領選挙に参加した

中東の大国、エジプトで、2011年のあの革命後に、憲法作りが急ぎすぎたがために、現在の混乱があるとイランの知識人らが見ている。エジプトの状況はまるで、1979年のイランと急きょ作られたイスラム共和国憲法とその後の辛い経験を錯覚するかのようだ。

イランの体制もそう理解した上できちんと数えたのだろう。
エジプトの悲惨な状況は内戦にならないように願うだけだ。

2013年8月14日水曜日

もう一度、ビデオを見ると今年のイラン選挙との違いで鳥肌が立つ

最高指導者のハメネイが「「俺が死ぬまで選挙は不正だという発表が絶対に認めない」」と2009年大統領選挙後に言った。ペルシア語のドキョメンタリ・ビデオだ。

今年のルーハニ新大統領の誕生に至った選挙のきちんとした数え方に改めて、びっくりする。
期待しても、イランはなかなか変わらないかも。変わりようがないかも。楽観しすぎかも。なんて変な国なんだ。

2013年8月12日月曜日

地雷を踏まないように動くルーハニ新大統領


風刺画を描くMana Neyestaniさん(イラン人だが、欧州に亡命している)は今のルーハニ新大統領の状況を描いている。太っちょうな彼が女子バレリーナになるのは、本当に無理があるけどさ!イランの状況もこの地雷が埋め込まれていて、親女子バレリーナのルーハニがいる状況だ!

15分くらいの番組だが、2013年8月14日、水曜日、朝10時05分から文化放送デイトラインでイランの新政権の話をする。イランの新大統領、ロウハニ(ルーハニ)の新政権の話が中心だ。関東の方がネット上でも聞ける。
詳細は
http://www.joqr.co.jp/japan/

2013年8月6日火曜日

影の男


ルーハニ新大統領の誕生と国民議会に紹介した大臣ら。影に写っているこの男の影がそこにも見えかくれする!政治も面白いけど、カメラの仕事も面白いな!さあ、だれの影だああ?!

2013年8月4日日曜日

就任式に参加していた人、参加していなかった(できなかった人たち)

昨日、イランのルーハニ新大統領の就任式が行われた。
注目して、分析すべきところは、以下の二点だろう。

・参加していた人たちと参加していなかった人たち、それとも参加できていなかった人たちのこと。
ハタミ元大統領がいなかったのに、イスラム共和国の裁判所でさえ犯人にされたMortazawi元裁判官が参加していた。Mortazawiは2009年の大統領選挙の不正を訴えて逮捕された市民らを留置所へ送り込み、死者をだした罪におわれた人で、2ヶ月ほど前にイスラム共和国体制の裁判所で犯罪が認められた。彼が参加できて、8年間の大統領だったハタミが参加できなかった。当然に思えるだろうけど、エビン刑務所などに捕らえられている政治犯らもいなかった。その一人は私が最も尊敬しているマダニ先生だ。2009年の大統領立候補者ら、ムサビ(元首相)とキャッルビ(元国民議会長)はいなかった。噂されている、新政権の大臣らもいなかった。

・ハメネイとルーハニの言葉をしっかり聞いて、選ばれた単語、言葉の先々を読まないといけない。

3日の放送が見れなかった人はこちらでhttp://www.balavision.com/episodes/gfgk25q/parts/ibgsg3v 保存されているから。ペルシア語だけどさ!

まあ、聞かれれば答えるけど、このブログ程度で案内できるのは、方向性だ。イランの理解を深めたい方や、投資を検討しようとしている方、取材を考えようとしている人がいれば、直接会ってから、聞いててください。

ただのブログで書くのはここまでだ。2009年の大統領選挙で不正が行われて、多くの人が殺されたり、逮捕されたり、怪我したりした人たちの声になろうと思ってはじめたブログだ。ほっとおいても、世界中がいい方向へ向うのであろうイランを見るだろう。

2013年8月2日金曜日

イランの新政権をどう見るか?

イランの新大統領ロウハニ(ルーハニ)は今週末就任する。8月3日(土)にハメネイ最高指導者にハメネイ宅近くで大統領として選ばれた証明書を受ける。今までの大統領としての承認式と同じ光景。
しかし、初めてとなるものは、日曜日8月4日の国民議会で行われるセレモニー。米国とイスラエル以外の世界各国から招待客が集まる。現在、発表されているだけで11人の外国の大統領が参加する。在テヘランの外交官らも呼ばれているとか。いい景色になるだろう。在イランの日本大使も行くかな?たぶん行くだろう。
それ以降、ルーハニは、新大臣らを国民議会に紹介し、承認を得る。すでに多くの顔ぶれがでているけど、承認を得るまで新大臣ではない。けど、噂になっている人たちは結構、面白い。

2013年8月14日、水曜日、朝10時05分から文化放送デイトラインに出演。
イランの新大統領の新政権の顔ぶれから見える政治と社会の変化について話す予定。
http://www.joqr.co.jp/japan/

新大統領の就任式の中継をこちらから見られる。日本時間の土曜日21時半から
http://www.balavision.com/episodes/gfgk25q/parts/ibgsg3v?autoplay=1