素敵な読者の皆さん

2013年10月31日木曜日

トルコ語類であるウイグル語

今朝、通訳会社からウイグル語の通訳を頼まれるところだった。通訳ならできるけど、通訳はいろいろなレベルがある。
トップは同時通訳。国連などの国際会議通訳
逐次通訳。数秒から10秒後に行う通訳
私のウイグル語レベルは逐次通訳であっても、かなり辞書に頼ることである

しかし、以前の経験で嘘で通訳へ行く中国人の話を語ろう。
「現地へ電話取材」の依頼だったが、これは相当なレベルの逐次通訳の必要があるから、断った。
しかし、テレビ局が流した映像をみたらびっくり仰天!なんと、北京語でインタビューを流していた。通訳を受けた人の倫理だけに頼っている通訳会社の責任が最初で、その次にテレビ局の仕事の質を疑うしかなかった。
ウイグル語は、トルコ語類です。無理に頼むとならば、トルコ語通訳に頼んだ方がまだまだマシ!広東語とはないだろう!

追伸:6年ほど前にウイグルのウルムチなどへ調査で行ったときに、やはり彼(女)らのつらい生活を見た。自爆をするまで追いやられるのは・・・

2013年10月29日火曜日

ロウハニ大統領は黙っていいと思っているのか?

これは、噛まれた跡の手の写真だ。自宅軟禁されている2009年大統領候補のムサビ氏と夫人のラフナバルド博士の娘がネット公開した写真だ。シーア派にとって、最大とも言えるガドィール祭、マホメド預言者が後継人に従妹のアリーを選んだとされる祭りだ。この祭りで、マホメッド預言者の血を引く人たちの家を訪ねたり、祝賀を送ったりする。Mir Hosein Mousaviという名前からもわかるようにムサビ氏もシーア派が最初のイマームとするアリーの子孫だ。、

それなのに、親に会った後に、自宅で常に検問している娘らは全裸になるように求められ、それを断った娘の一人は殴られ、手をかまれた。
イスラム教シーア派をここまで侮辱してどうするのか?開放されるところか、ひどい目に合わせてどうするの?
いずれかなりたい日本企業の経済顧問の自分だが、聞かれれば今のイランへの投資を止めるようにアドバイスするだろう!
革命の精神的リーダの故ホメイ師も愛したら元首相を1000日間も自宅軟禁して、なにが外国から投資を呼び込みたいのか??自宅軟禁と簡単に書くけど、裁判はあったわけではないし、そうした刑がいかなる法律にも存在しない。自信があるなら、公開の裁判にかけて、刑務所行きにせよ!
ロウハニ大統領は黙ってて、いいと思っているのか?核交渉をするザリーフ外務大臣がフェイスブックで「ガディール祭おめでとう!」と書いたら、数千件の批判コメントが出ていた。
外国にいい顔してても、国内の政治状況を改善させないとどうにもならない。ロウハニへの投票はそれを期待して票を入れた私のような人がいる事実は忘れられるものか?新政権の姿勢への批判はイラン国内で高まっている。ハメネイ最高指導者をはじめ国内過激派への対応は求められている。

岩波書店の世界誌12月号、11月8日と12月18日発行の1月号にイラン・イスラム共和国を見るのを書いた。詳しくはそちらで読んでください。

2013年10月23日水曜日

今晩、テヘランからいいニュースが届きますように

明日は、太陰暦で、シーア派の始まりともなったイスラム暦の祭りにあたる。
それを受けて、テヘランは大きな変化を待っている。こちらも東京で待っているのみです。
恩赦というのか、政治解決というのか、、、何でもいいから政治犯を自由にさせろ。
事前の集会も行われるとか・・・
待つのみか・・・

2013年10月12日土曜日

イラン・イスラム共和国体制はやっと「得」か「損」かの判断をし始めるようだ

このブログをはじめてから2年半近い。なぜ書き続けるのかと言えば、日本で自らを「イラン専門家」と語っている人たちは時に、あまりにもかけ離れた分析をするから、腹が立ったことは始まりの理由だ。下手でも、日本語のできる自分に役割があると思って始めた。

ブログのアドレス記号にもあるように「冬至 Shabeayalda」がイランでやむ得ず来る兆しが2009年の大統領選挙で明らかに始まった。無論、もともと太陽があって、地球があるから、冬至があることだ。イランは全国に広がる社会運動、革命ではなく改革をもとめる社会運動が広がったのは一人一人の国民が投じた票の2009年だった。

その確実な実りはもうすぐ手に入りそうだ。イラン・イスラム共和国体制が「損」か「得」を計りにかけはじめているようだ。国内的にも国際的にも。
この4年間は何だったのか。刑務所に入れられたり、ご飯にこまったり、治療を受けられなかったり・・・皆さんは人生の4年間を無駄にすると考えたことがありますか?
4年間だけではなく、ずっと前からとも言えるけどさ。
計った結果を見てみましょう