素敵な読者の皆さん

2011年2月28日月曜日

ネットで民兵の身元が明らかに

ネットで民兵らの身元を捜すことはよくある。2日前に載せたラフサンジャニの娘に対して汚い言葉をかける人の身元が明らかになったそうだ。こうしたことはよくある。イランの民兵らもハイテクから逃げられない。
なんの出来事からこの人にたどり着いたといえば:
http://touji-shabeyalda.blogspot.com/2011/02/blog-post_27.html

人々の声は、神の声だ

「緑の運動」の精神的リーダーの二人は逮捕されていて、消息はわからない。それを受け、明日から毎週火曜日デモの呼びかけがある。呼びかけポスターの一つ。
「人々の声は、神の声だ」というタイトル。今晩は、自宅から「独裁者に死を!」や「アッラー・アクバル」(神は偉大なり)という怒りの声でみなが参加することだ。
体制は、彼ら二人を逮捕したとも発表していない。結局、「人々」が怖いのね!!

一般女性の受ける治安部隊からの暴行と市民反応

この映像はイスファハン市でとられたもののようだ。恐らく世界遺産の33Pol(33の柱)の上から撮影されている。女性に暴力を振るう治安関係者とそれに反応するほかの一般市民。
映像がぼかされているのは、現場にいた人たちの身元がばれないためだ。

一般女性は32年前から同じ目にあっている

昨日載せたビデオの映像を受け、ネット上で以下のコメントを見ました。多くの人たちからも賛同を得ていた。紹介します。
Faezeh Rafsanjaniさん、あなたは今になって、侮辱的な言葉を浴びさせられているが、イランの一般女性ならこの32年間、常にそういう環境におかれている。

革命体制をなんらかの形で支えた人たちへの批判は多い。「今になって、わかってもらってもどうなんだよ?」という気持ちだろう。
昨日の文書http://touji-shabeyalda.blogspot.com/2011/02/blog-post_27.html

2011年2月27日日曜日

イラン政権だけではなく、体制もそうもたない

このビデオは専門家会議議長Rafsanjaniの娘に対する侮辱映像だ。民兵らに囲まれている。翻訳に耐えないほど汚い言葉だ。それも、シーア派のイスラム体制にとってもっとも精神的な場所であるはずの聖廟の駐車場だ。娘だからではなく、Faezeh女史は本人は立派な政治家であり、活動家だ。10年ほど前に、彼女の出版していた新聞社をたずねたときも、そう漂わせていた。
Rafsanjani氏はハメネイ最高指導者を解任できる専門家会議の議長だ。隣のページにも書いたように、議会委員もまた最高指導者のおかげで会員になっているから、のメンバーもまた最高指導者の解任するとは言わない。細かいことは書かないが、とにかくあらゆるところで、がたが来ているイラン体制だ。現政権の大統領を解任したら、体制が持つものではない。
予言しちゃったのは2ヶ月前だったけど、公開に書くのははじめた。
この映像は証拠ではないが、いったんである。

2011年2月26日土曜日

朝生で伝えたかったこと

昨夜の朝生で伝えたかったことを文字にする。
・ネットがおこしている中東での革命であるといいながら、エジプトとチュニジアなどへのネット情報が読まないで(読めない?)いったい、なにが軍部だとか、リーダーのいない情勢での政治移行はできないとかを言えるのか。
・デモクラシーのない国にネット支援をするのは、今の日本にできることではないのか。北方領土問題で金持ちになったロシアはいまさら話を聞いてくれないというのなら、なおさら、今、言論の自由を求める人々にネットを支援してはどうなのか?(この問題を提起したら、ご都合は悪くなったのか、森本さんは「議論を変えよう」と田原さんに言い出した。)
・20世紀初頭の議論のままでいまさら「日本の国益」を語るのは、ネット時代といいながらとまっているじゃないか。ロシアも中国も北朝鮮も近い将来、ないかもしれないことを予想しているのか?エジプト急変を誰もが予想できていなかったのを忘れていないのだろう。
・日本に核兵器も含め、軍備増加が必要だというのなら、イランなどの核問題をどう議論するのか?
こうした議論をする「専門家」は現地のネットも読めなければ、数多く現地で亡くなっている人の気持ちも理解してない。
本当に日本の論客のお粗末さの一端が見えただけだったな・・・

嫌に似てしまっているイランとリビア

昨日、またも中東で大変な日だったようです。
イランで大統領選挙の不正を疑ってはじまって「緑の運動」だが、その精神的なリーダー、ムサビ夫妻とキャッルビ夫妻は軟禁状態から刑務所に移されたようだ。二家族の状況は一切わからないようだ。
それにも関わらず、イラン政府高官らは「イランは平常だ」という。
リビアのカダフィ息子がいう「首都トリポリは平常だ」と同じ。
ああ、本当に嫌だ。
イラクでも「怒りの日」で死者も出るほどの衝突もあったそうだ。
本当にどうなっているのよ。

役割も果たせずに大変、失礼いたしました

朝生の出演だったが、残念ながら力不足でした。中東がこれほど大変なのに、中東出身者で、中東専門家として、ちゃんと話せずに本当に申し訳ありませんでした。またの機会があれば、がんばります。
頼まれている雑誌用の文書を書き上げようと。

2011年2月25日金曜日

笑えるほど似てるイランとリビア!

昨夜、中東のつながりは面白いほどでました。 リビアのカダフィは国営テレビで「集まっている人たちはビン・ラーディンの誘惑によって、反政府運動をやっている」
イランの情報大臣は国営テレビで「2月14日に集まった人たちは皆、買いものに来ていた。反体制派は皆、1979年より前からイスラエルやアメリカの支援を得ている人たちだ」
殺し文句の類似に笑えるのは私だけ?!

2011年2月24日木曜日

これ以降、毎週火曜日にイランで集会

イランでは、3月21日(春分の日)は正月、ノールーズです。それまでに毎週、火曜日に各地で集会は開かれる予定。
火曜日にした理由を現在米国にいるキャッルビ氏の顧問はYouTubeでこう話した。
「大一回目の集会は3月1日。というのは、翌日の水曜日はムサビ氏の誕生日だ。その前夜を祝うことにします。
第2回目の集会は3月8日。世界女性デーにちなんで。
第3回目の集会は、Chaharshanbe souriだから。」
解説:日本の東大寺でも行われる3月の火の祭りは、起源がイランの拝火教からとされている。その春分の日にあるイラン正月にちなんで、最後の火曜日は火をおこして、健康を願う。
イランは大変なことになりそうだ。お願い、無事にすみますように・・・

2月26日に板垣雄三先生のご講演

頭の上がらない板垣雄三先生はこの土曜日、26日にご講演なさいます。詳細を下記に添付します。
________
☆2月26日現代史研究会(講師:板垣雄三氏)のご案内☆ (第254回現代史研究会)
日時:2月26日(土)1:00~5:00
場所:明治大学駿河台リバティタワー・リバティホール(1階の正面)
テーマ:「中東は、そして世界は、どこへ行く?―ナイルの市民決起の波紋」
講師:板垣雄三(東京大学名誉教授)
参加費(資料代)500円
主催:現代史研究会、ちきゅう座
顧問:岩田弘、岩田昌征、内田弘、生方卓、岡本磐男、塩川喜信、田中正司、(廣松渉、栗木安延)
参考文献
板垣雄三『歴史の現在と地域学ーー現代中東への視角』 岩波書店 1992・2002
同『石の叫びに耳を澄ます』 平凡社 1992年
同『イスラーム誤認』 岩波書店 2003年
同「反テロ戦争」論の現在」 木村朗編『9.11事件の省 察ーー偽りの反テロ戦争と作られる戦争構造』 凱風社  2007年 所収
公開掲示板 http://www.kisc.meiji.ac.jp/~ubukata/index2.html

イランで3月2日にまた集会の予定?

「緑の運動」の精神リーダーである、ムサビ元首相(2009年大統領選挙候補)の誕生日にあわせて、誕生日カードを送ろうと。それは、集会を開くことになりえるネット議論はされている。ムサビ氏とキャッルビ氏らは今、自宅に軟禁されている。「誕生日会」で解放されるのか?
集会呼びかけは確定したらまた知らせる

ジャーファル・パナヒ監督のショート映画

昨年逮捕され「20年間外国渡航を禁止する」というイラン映画界巨匠、パナヒ監督のショート映画。モスクの前と知らずに生活のために音楽をやっている小さい兄弟。言語が分からなくても、わかる内容だ。妹が「あの人がわれわれよりも貧乏だったのよ」という言葉はなんともいえないフレーズだ。イスラムの侮辱に当たるとして、音楽を奏でないようにするのは、イラン体制もイスラム共和国になってからやっていることだ。結局、子供らは・・・
イラン映画についてhttp://touji-shabeyalda.blogspot.com/2011/01/10.html

体制は、ネット同様に衛星テレビも怖いの

情報を止めようがないのに、衛星アンテナをイランで撤去している。英国のBBCや米国のVOAのペルシア語放送をはじめ、アルジャジーラなどが伝えるニュースを知らないでほしいのね。情報は止められないって。このマンション住民の怒りが増すだけだって。

2011年2月23日水曜日

イスラエルを褒めるつもりではないが

バーレーンでデモ参加者の女性は皮肉ったプラカードを持っている。

http://srnnews.townhall.com/photos/view/safety__security/1004/women_show_a_banner_during_in_an_anti-government_demonstration_towards_pearl_square_in_manama/a94629e7-a903-4ae5-84a4-f87f8d5d1f1a/
英訳は「イスラエル(政府)、ゴメンナサイ。私は今、あなたに敬意を払う。なにせ、あなたは自国民を殺さないの。バーレーン(政府)、あなたイスラエルに勝っているの」
自国民を殺していなくてもパレスチナ人を殺しているのを忘れてはいけないが。
しかし、自国民を殺している中東各国も言葉にならないほど醜い。

イランの最高指導者がなぜ静かなのか?

イランのハメネイ最高指導者は2月14日以降、静かだ。3回もテレビ中継に出ているのに、それ以降の状況についてなにも言っていない。日本の中で議論できる専門家がいるのか?!
簡単に書けばと、責任から逃れたいからだ。それは、「緑の運動」のいきよいに脅かされているからだ。
昨日、司法長官(ハメネイ最高指導者直々の任命で選ばれる人)は「運動に賛同する人は革命体制に反対する人だ」とした。ハメネイに責任がないために代理に言わせているだけだろう。
「最高指導者」らも大変だね!

カダフィも「革命の最高指導者」だよ!

イランのペルシア語サイトらで、リビアの状況がこと細かく見られている。
モロッコにまで、デモが広がっていることも。
そこで、リビアのカダフィを「わがイラン同様に、あの人も革命の最高指導者の地位にいるのよ!」と書いた人も。確かに、いったい最高指導者とは、なんなんだよ?!

2011年2月22日火曜日

路地は人々のデモ意向で埋め尽くされている

イランで、毎日デモをやろうとネットに出ている。
デモをやらなくても、体制は警戒するのであろう。結局、人々の意思が路地をいっぱいにする日々が続くよ。

足元の絨毯は?


ペルシア絨毯ではなく、ファイスブック絨毯?! http://tinypic.com/view.php?pic=r94r42&s=7

2011年2月21日月曜日

アフマディネジャド政権は静かなのは?

2009年大統領選挙にはじまった、「緑の運動」だが、イラン体制はそれを「騒ぎものら」と呼んでいる。「騒ぎものらの沈静に成功してきた」と言ってきたわりに、今年に入ってからデモが続いている。
しかし、連日講演をしたり、国営テレビ出演したりするアフマディネジャド政権から、このデモらについてなんのコメントもない。彼のこうした姿勢を批判している「旧保守派」(私のネーミング)から、「ムサビとキャッルビ同様に、アフマディネジャドも裁判にかけるべき」だと。(Ali Taheri国民議会議員)。
2009年にデモ参加者らを「ホコリ」と呼んでた彼は、静かなのは?
逆にデモ参加者らの怒り先が自分でないことを理解しているからだろう。じゃー、怒り先が向かっている「お方」になにかあったら、あなたはどうするの?!

カダフィも逃げた?

リビアのカダフィ最高指導者も逃げた?アルジャリラ・テレビ局が伝えたようだ。逃亡先はベネズエラだって。
チュニジアのビン・アリーがサウジアラビアに逃げた飛行機は、リビア空軍の警備を受けていたと。
中東の地図をここまで見たことがないって?!どこまで広がるのかよ?
中南米の地図もしっかり眺めることになるのかな?!それとも、中国の州らを??

20日デモでのスローガン

ドイツのペルシア語放送のサイトでテヘランからの情報として、以下のスローガンが掲げられていたと。まずペルシア語で:
کشته ندادیم که سازش کنیم، رهبر قاتل رو ستایش کنیم 挫折するために死者が出たわけではない。人殺しの最高指導者を褒めるつもりでもない。
سیدعلی بمیری، بن‌علی رو ببینی セイェド・アリー(ハメネイ)死ね!それから、ビン・アリーに会え (チュニジアのビン・アリーがサウジで死んだというニュースが流れていたので、それにちなんだスローガンだ)

サーバー攻撃で開かないサイトら

イラン体制が仕掛けるサーバー攻撃で一般市民が投稿するBalatarinのサイトが使えなくなっている。体制主催のデモにおいても「BBC、Balatarinに死を!」というスローガンが運ばれるほどの影響力をもっている。
右のページでその代わりに他にいくつか足しました。ペルシア語ばかりのサイトですが、ご参考まで

ネットを遮断したから、情報はでないわけではない

イラン政府は、国外に拠点をおいている、緑の運動のサイトらに強いサーバー攻撃をかけている。
20日のことで、テヘランの知人から以下の情報:
・家のそばのタジュリーシュ広場も3時に通過したときは何事もなかったのですが、夕方からヘリコプターが飛び、警察、バシージによる厳重警戒体制が敷かれたようです。先ほど窓を開けたら、屋根の上から、アッラー・アクバル、独裁者に死をのシュプレヒコールが聞えました。雨が降っているので、やや聞こえにくいのですが、散発的に聞こえます。
・昨日、プーナックのあたりでは、警察がやってきてマンションの上の衛星放送のアンテナをつぎつぎに没収したようです。警察は、「水道工事」といって入ってくるそうです。
・ネットの遮断したから、口コミは止められないもの。
・ムサビ氏とキャッルビ氏を軟禁したら、もしそこからなにか情報が出れば、逆に想像力を超える影響がある

2011年2月20日日曜日

2月20日知っている情報を上書きする

・ムサビ氏とラフナバルド女史の自宅へ入る道に鉄の扉が設けられて、軟禁されている状態。
・イラン最大の石油精製所のアバダン市で精製所の一部がストライク。半年前から給料が払われていないようだ。
・テヘランのワリアスル・広場で催涙ガスは発射されたようだ。
・テヘランの役所で、早退がないように警備に命令が下っている。デモに参加しないためだ。
・「緑の運動」関連のサイトらは、サイバー攻撃を受けている。イラン国内からも、ネットがほとんどつながらない
・携帯のショートメッセージが使えなくなっている
・イランで逮捕されていたドイツ人ジャーナリストらが釈放された。既婚で不倫した罪で、死刑になっていた女性へのインタビューのためにイランへ入っていた
・英国の新聞テレグラフは、革命防衛隊でデモ隊にどのように対応すればいいのか、われている。
同じ関連で、ムサビ氏の顧問は革命防衛隊に対して「イラン国民側にいてください」とメッセージを。1979年のイスラム革命当時、王政軍の中立が問題になった同様のことだ
・西部に住むクルド人らがストライキをしている。クルド人青年ジャーレ氏が14日に殺されたことへの怒りだ。
・焼かされることを気配して、ゴミ箱らがテヘラン市街から取り除かれた
・シーラーズ市とイスファハン市(世界遺産)、マハーバード市(西部のクルド地方)で、デモ参加者が街に出たと。
・警備隊がデモに出た市民に暴力を振っていると。
・イタリアで勤務していたイラン人の外交官(領事部)が19日に国民弾圧に反対して、辞職した。2009年大統領選挙以降4人目の外交官だ
・イラン国営テレビ局(体制支配派下にあるもの)近くに人々が集まっている
・革命防衛隊の管理下にあるファルス通信社は「テヘランは平常だ」
・BBCペルシア語にテヘラン市から一般市民が電話で「乱射の音が聞こえる」。ああ、お願い威嚇射撃であって
・メディア、国内外はまったく取材できない
・カスピ海南部のラシュト市に、デモ参加者がいると
・映像はイラン時間の夜に(日本時間夜中)にネットにアップされるだろう。
お願い、、、ひどいことになりませんように・・・

2011年2月19日土曜日

朝まで生テレビに出る

2月25日の朝まで生テレビに出演します。日本の外交がテーマです。

2011年2月18日金曜日

「嘘は禁止!」 若者らがデモに出る理由

「嘘は禁止!」というプラカードを手に街に出ていた大勢の人たちの写真はまさしく、今日のイラン人の気持ちを表すものだ。それは、一年半前、2009年第10回大統領選挙の選挙期間中の写真だ。
プラカードを手に街に出たきっかけは、候補者らのテレビ討論会だった。続きは右のページのhttp://touji-shabeyalda.blogspot.com/p/blog-page_1573.html

2011年2月17日木曜日

来週日曜日、14日の死者を追悼するデモ

中東各国はかなり動いていますが、イランの情報を書きます。
ネットで、この日曜日20日に「14日の死者を追悼する集会」を呼びかけがはじまっている。ムサビやキャッルビらは軟禁されているなか、学生らの呼びかけだ。この青年らの殺害だhttp://touji-shabeyalda.blogspot.com/2011/02/blog-post_16.html
ジャーレ氏の殺害を「民兵の一員だった」とする体制と、それに真っ向から反対する家族や、同級生の学生らなど。クルドのPaveh市出身だった彼にちなんでクルド語での歌がでた。「お母さん、泣かないで。僕のために黒い服を着ないで。僕は緑の運動の一人だ。嘘をついている人たちよ、知れ、僕の血は無駄にならない」。本当に涙がでる歌だ。なんといえばいいのか。「この野郎!!」という単語しかわからない!

2011年2月16日水曜日

ウィキペディアで「エジプト語」がでている

言語を『 』なものでしかないのに、「アラビア語」としてみたり、それに基づいて、「アラブ民族」としてみたりしているのは、よそ者にわかりやすくさせるためなことは多い。私も自分が話せる言語を上で書いているけど、すべて『 』なもの。
エジプト革命を受けて、ウィキペディアで「エジプト語」が登場していることをご存知ですか。なにせ、エジプトなまりで話されたら、イランのアラビア語で話す人たちに通じないものだ。
ユダヤ教徒のウィキペディアはエジプト語でこちらhttp://arz.wikipedia.org/wiki/%D9%8A%D9%87%D9%88%D8%AF%D9%8A%D9%87
アラビア語ではこちらhttp://ar.wikipedia.org/wiki/%D9%8A%D9%87%D9%88%D8%AF%D9%8A%D8%A9
アラビア語の「ar」表記とエジプト語の「arz」で分かれています。

こういうときは米国政府を見習ってほしいもの

いつも、米国政府の方針を参考にする日本政府だが、今回は?
http://www.reuters.com/article/2011/02/15/us-usa-internet-clinton-idUSTRE71E0P120110215
米政府が「検閲されず、切断されないインターネットを自由を求める国らに提供しようと試みている」ところだ。こうした願いはイランでは1年以上前からある。これは実現されれば、米国政府のファンが増えるだろう。

日本のメディアさん,呼名を変えようよ

日本のメディアへ:いったい、いつになったらイランのニュースを書くとき、報道するとき、「改革派」や「保守派」を辞めるの??読売新聞は14日のデモを「改革派政党の呼びかけ」とするし、毎日新聞は「改革派のサイトでスローガンが出ていた」と書くし。
わかりやすくしようとして、逆に混乱を招いていませんか?
市民でも、国民の一部の人たちの呼びかけじゃだめなの?!

テヘラン芸術大学で囲まれいる人々

フェイス・ブックで葬式に参加している人から、「助けてください。僕らは武器を持っている警備隊に囲まれている」とでている。殺されたジャーレ氏は芸術大学の学生だった。

14日のデモが「体制維持派」を驚かせている

専門家として、メディアに助言させてください。今のイランに関する「決めセリフ」となっている言葉の言い直しだ。
いまさら「改革派」だと「保守派」はないっすよ。なにをどう改善させれば、この体制がよくなるの?
「体制維持派」を導入しましょう。イスラム共和国を今のままで維持させたい体制派ですな。
この体制維持派の国会議員は議会で「ムサビに死を!キャッルビに死を!ハタミに死を!」と叫んだ。5年前まで大統領だったハタミ氏なのに。
14日に、数万人か、数十万人、街に出たデモを受け、体制維持派らがどうしたらいいのか分からなくなっている一環だろう。

サーバー攻撃だが、双方で熱くなっている。国営通信のIRNAがしばらく使えなかったりした一方で、市民が投稿できるサイトBalatarinが使えなくなったりしています。
Balatarinは、2日前から攻撃お受けています。昨夜、復活していた合間に見ていたらこのようにサイトの上に提示していた。「独裁者よ、次のことを知れ!この運動をどうがんばっても止められない。Balatatinをつぶしたからって、他にいくらでも方法がある。Balatarinは皆のサポートをできるだけサポートします」とだしていた。
イランの独裁者「????」はどこへ逃げるのかな?!

殺された「いい青年」らの写真。涙ぐましい

殺された22才のMokhtari氏。ご冥福をお祈りします。彼は、フェイス・ブックで書いた最後のコメントは「この国で物価が上昇している。しかし、人の命の値段は下がっている」。ああ、本当になんてことだーーー
体制派は民兵と称しているクルド系のスンニ派青年ジャーレ氏の写真。彼はムサビ支持派であって、反体制の宗教指導者故Montazeri師との写真はこちらに。一番左の青年でした。ご冥福をお祈りします。この青年に関して体制傘下の通信社らは、彼がバシージ(民兵)だったとしている。すぐしたに書いたものをお読みください。

2011年2月15日火曜日

殺された青年の葬式でまた人々が集う予定(16日)

14日のデモで残念ながら、2人、命を落としてしまった。ご冥福をお祈りします。
イラン管轄下の通信社などは「14日の騒動で、米国やイスラエルの支援を受けていたデモ参加者らが数百人でていた。そのデモ参加者らによって、市民2人は殺された。明日、民兵らは葬式を開催します。」と発表した。殺された人の一人が民兵(バシージ)であったと発表している。
しかし、反体制派は逆に「殺された青年はわれわれの一員だった。彼の遺体に指一本触れさせない」として。
ネット上で、16日、テヘラン大学前への動因を呼びかけている。
「エジプトに見習って、帰らないようにしよう」なども。まだまだ続くだろう。

明日16日に文化放送ラジオに出演

明日、16日の文化放送ラジオの「くにまるジャパン」に出演します。朝10時5分から10時25分までで、エジプトとイランの情勢について、「カタカナを卒業した外人!」分析をします。http://www.joqr.co.jp/japan/gaiyo.html

日本のメディアさん,デモの意味を勘違いしてない?

昨日のテヘラン市やシーラズ、イスファハン市のデモで「独裁者に死を!」が叫ばれたが、その叫びの意味を理解していますか?
それは、現政権のアフマディネジャドに向かっているものではなく、イスラム共和国体制の最高指導者に向かっているものだ。
2009年の大統領選挙の不正開票を疑う人々は鎮圧されて、その鎮圧を支援した体制最高指導者らに対する叫びだ。その意味を特に勘違いしていたのは、昼ニュースのテレビ朝日だった。
若者が破るハメネイの映像も多数。こちらにも

ハメネイの退陣を求める人々

2月14日、イラン各地でのデモに大勢が参加し、治安部隊と衝突した。政府の管理下にあるイラン国内の通信社はなにも伝えていない。市民が取った映像もちろん詳細を世界各国から想像するしかない。外国メディアもイランへ入れない中で、市民の役割はどれほど大きいのか。デモに参加するだけではなく、撮影もして、後にネットにも載せる。
この映像でのスローガンは「ハメネイに死を!」と叫んだり、「ムバラク(エジプト)、ビン・アリー(チュニジア)次はセイエド・アリー(イラン最高指導者のハメネイ)の番だ」と叫んでいる。こうしたスローガンははじめてではないが、ムバラクと対比しているのははじめて。市民が取った多くの映像をYoutubeでUNITY4IRAN - Iran News Channelで発信されている。


2011年2月14日月曜日

カイロとの大きな違い:国内外のメディアはイランで自由に活動できない

一般市民から寄せられる情報だけが、今のイランの情報源だ。
以下のニュースはでたけれども、キャンセルされた!!違うと!
______________
イラン内務省は、テヘランのデモが許可した!許可される前から「これから家をデモに向かって、出る」などのコメントばかりがでていたけれどね。ああ、よかった、よかった。
このデモ許可は、テヘランを訪問しているトルコのギュル大統領は「エジプト国民の支援のためのデモ」申請に答えるものである。
______________
これ以降(日本時間21時)、ニュースを見ることにとどめます。研究者に戻って、後から注目点を加える。
22時:大変な混乱状況のようだ。
22時10分:ムサビ氏とラフナバルド女史もデモに加わったと・・・。アル・アラビアのテレビ局情報。と言っても市民からの情報だ

知っている情報(上書きする)

・ネット情報だけなので、確かさはわかりませんが、テヘランでクレーンに登っている人がいるそうだ。ネットで2月14日のデモがここで始まったとか。緑色の布と、イランの旗を持っていっていると。治安部隊が近づけば飛び込みをするとか、今まで抗議デモで殺された人の兄弟だとか。大勢が集まっているとか。写真をhttp://hamounism.blogspot.com/2011/02/25.html
・ムサビとキャッルビらの電話(携帯も)切られていて軟禁状態。警察の車は自宅の前に。ムサビ顧問によれば、彼はデモに参加する予定。どう家をでるのかな?
・クレーンに乗っていた人が治安部隊によっておろされ、連行されたとか。
・トルコのギュル大統領はテヘランを訪問中なので、ムサビ顧問は「トルコ大統領にデモへの参加をお願いします」と言っている。核問題でも仲介役を務めた中東の大国トルコ。エジプトのムバラクにも人々の声を聞くようにといったし。期待したいね。
・デモ予定地で、治安関係者や革命防衛隊による警備は緩いとのこと。トルコ大統領のテヘラン訪問はその一つの理由だろう。同時に、デモ隊への対応に関して、判断がわれているとか。無事に済んでください。
・イラン時間の2時ころだが、Hosein広場で座り始めている人がいるとか。

2011年2月13日日曜日

2月14日でイランのデモ開催街は36に

ペルシア語のリンクだが、36の市でデモが開催される。全国でのデモ開催地が提示された。政府からの許可がないけど、エジプトやチュニジアの国民に連動するものであるから市民が参加するだろう。http://www.irangreenvoice.com/article/2011/feb/12/10814

ハメネイ氏はエジプト国民になにを?神学者らは?

このブログに翻訳を載せた2月はじめの金曜礼拝をハメネイ最高指導者が行った。http://touji-shabeyalda.blogspot.com/2011/02/blog-post_05.html 彼は、そこでムバラクを「ナー・ムバラク」(歓迎されない人)と言ったり、アラビア語でエジプト国民にメッセージを送ったりしたが・・・昨日、ムバラクが退陣したのに、なんのメッセージもないじゃないか?明日、14日のデモを恐れていることだろう.
・神学校が集中しているコム市の神学者らの団体は「エジプトとチュニジア国民に同調する民間主催のデモに参加する」と声明をだした。14日のデモと名指しはないものの政府主催でないデモと言っている段階で、14日のデモとしかありえないものだ。
・同じようにラフサンジャニ氏も人々はデモに出るべきだとした。彼は、最高指導者の解任権限をもつ専門家会議の議長であるだけではなく、革命当時から様々なの職位を経ている。
体制に属している人だろうとも、イスラムの宗教学者であろうとも一枚岩でないこと

中国の銀行に流れる金

ムバラクの資産をスイス銀行は凍結したとのニュースがでたが、ペルシア語のネット新聞で「革命防衛隊員らの名義で開設されている口座に、3週間前から2,750,000,000ドルが振り込まれた」とのこと。中国は凍結しないのだろうね?

2011年2月12日土曜日

革命記念日で政府主催集会は?嘘は?

2月11日の革命記念日でネット中継を見て「なんだか、中継ではなく昔の映像なのでは」と感じたことをブログに書いた。どうやら、やたらと少なかったがために、デモの映像にフォトショップも使われた。この二人は同じ人なのではないかと。二子であっても、服も同じで、髪型も同じとはありえないのではないかと。それに、反対側に向かって歩く3人の黒いチャドルの女性らは?!http://i54.tinypic.com/1or9lc.jpg
2年前だったか「成功」したミサイル発射の写真にもフォトショップが使われたことが記憶に新しい。
地方から連行してきたバスの写真らはhttp://www.irangreenvoice.com/article/2011/feb/12/10825
革命防衛隊通信社のサイトに載っていたが、後に外された

2月14日テヘランは晴れ(明日の東京も晴れ)

いくつかのニュースをまとめて書く:
バーザール商人らで金銀商人らの一部から「2月14日のデモに参加します」との声明。
2月14日は、数年前アフマディネジャド政権下でスーフィーらの大きな集会所が崩壊させられた日である。集会に参加すると。
明日13日の東京は晴れる同様に、14日、テヘランでも晴れるそうだ。

イランに先駆けて、東京で在京イラン人らは集会を

イランは2月14日に大きなデモが予定されている。それに先駆けて、東京渋谷の国連大学前に、イラン人らが集う。2月13日、日曜日、13時半。
詳細はhttp://www.azadi.jp/
エジプト革命を祝う気持ちと、エジプトとイランで殺された人たちの追悼の意である。

エジプトの次にイランだ

カイロで人々が手に取っているプラカ。 訳: イランは次だ
http://i52.tinypic.com/2zzs1ug.jpg から

ビデオでもカイロの青年が「次はイランの番だ」と話している。

よそ者の研究者/専門家はこれほど早い状況をおえないはず

エジプトの今後も見たいのなら、エジプトの若者がネットでなにを書いているのか見るべきでしょう。イスラム同胞団だとか、エルバラダイはどうしたとか、選挙のときもネットで議論される。
私もよそ者だから、なんともいえないが、日本の「専門家ら」もそれに注目してほしいものだ。
適当に今までやったことを言ったから、どうにかなるものではない。
イランの動きがあれば、私より早い「専門家」がいるのなら、ぜひお手本をお見せください!!
イランの状況をご理解するために、ご参考に2009年12月現代思想誌に書いた文書を隣のページにだした。最初のページだけです。
現代思想誌さん、すみません!
http://www.seidosha.co.jp/index.php?back-pensee 現代思想誌のサイトから購入もできる

専門家ならテレビにでたときに死者に敬意をはらうべきだ

今、NHKでエジプト革命のことを番組にしていた。中東の専門家もでていたけれど「死者、300人ほどで政権交代ができた」とコメントしていた。信じられない!哀悼の意を露骨に表さなくても、他の言い方でなんとでもなるのでは。数字に中心をおくのなら、研究者として、その中身を議論して。「程度」として、殺されている人の命を軽視しなくてもいいのでは。人の命は地球より重いのよ。
もし、研究者の家族が殺されたのなら、どうするのか。今後は、研究者がそこで殺された人たちのおかげで、飯を食うこともあるだろうに!!
研究者/専門家は冷静に見ないといけないという言い方は逃げでしかない。それなら、学術論文でそういう見方でぜひどうぞ。
公共放送でそういう発言らはひどい!テレビを見ている日本人をなんと思っているのか。
60年代の安保闘争で殺された学生らの家族に向かって「専門家」がそういえたのか?

月曜日からイランに注目すべき

エジプトで、今後はどのように政権移行が行われるかにも注意をはらうべきだが、国民の動きをみるのであれば、月曜日からイランの状況を見るべきだ。
月曜日にイラン各地で、デモが申請されている。「エジプトやチュニジアの国民の支援のため」のデモとしているが、そこに集まる人たちに、他におおいなる願いがある。
前にも書いたが、テヘランをはじめ、各地でデモが開催される予定。
政府はインターネットを恐れて、ネットを強くフィルタリングしている。イラン暦のバフマン(今月)をネットで調べようとしても、フィルターに引っかかって、見られない。つまり、2月14日にあたるバフマン月の25日の情報を調べないでほしいのだ。
まあ、若者らは迂回ソフトを使わなくても、いくらでも他の方法で情報を得ている。心配がないさ。

エジプト人、ムバラクを追い払えて、おめでとう!!!

おめでとう!!!よくやったぞ!!!殺された青年らに、追悼の意を表す。
私もその一人だが、イランのペルシア語のネットはこのようなことばかりでいっぱいだ。

2011年2月11日金曜日

政府主催である革命記念日のイベントの中継をテレビで見ている

言葉がわからなくても、市街の映像を映している。
http://live.irib.ir/playerf1256.htm
なにせ、今日は国内の大イベントの一連が行われる。どれほど人々が街にでているかが見える。
私の見ている限り、最初のは、中継ばかりではなく、昔の映像と混ぜている。去年の映像かな。バスで人々を動因した時と同じようなものだ。それとも、今年も動員しているのかな。
アナウンサーたちはやたらと「イラン、イラン」としている。イスラム革命記念日なんから、通常ならイスラムもだすのに。
ツイッターで中継している

サイバー攻撃の予告?

イラン政府や体制の関連のサイトらにサイバー攻撃を告知するビデオがでている。映像の上に載っている言葉は英語
http://www.youtube.com/watch?feature=player_profilepage&v=cmZ6OMLR7kI
「8時間に一人を死刑にするイラン体制に反対する。イラン国民の支援のためだ」と。
ウィキリークスへの広告を停止した会社などへのサーバー攻撃を仕掛けたグループなのか?
ここで、その関連の情報があれば、載せます。

2011年2月10日木曜日

デモは警戒されて、インターネットはイランで非常に遅くなっている

イランで2月14日のデモの予定だが、エジプト同様に政府がインターネットを切っているに近いほどのスピードだそうだ。
デモを呼びかけているキャッルビ氏の家は警官らによって囲まれ、軟禁に近い状態だそうだ。
明日金曜日、2月11日の革命記念簿の演説はアフマディネジャド氏が行う。
彼の発言をラジオで聞いて、ツイッターで翻訳するかもしれない。
ツイッターは「あれず」で書いている。

2月11日の革命記念日演説を誰が行うのか?

金曜日2月11日にイランで32回目の革命記念日がある。政府というか体制主催の記念イベントの一環で、デモが行われ最後にアザーディ広場(自由の広場)で演説が行われる。通常は大統領が行うものだが、今年はどうなるのか、まだ未定である。全国向けにテレビ中継もされる。なぜ決まらないのかといえば、過激な発言をするアフマディネジャドが講演をすれば、またも国民の間で緊張が増すだろう。
2009年大統領選の結果の不正を疑って路地にでた人々を「カスやホコリのような者ら」と呼んだのもアフマディネジャドの演説だった。「ホコリ」と呼ばれた人たちが半年以上、なんらかの形でデモを行った。それ以降、現在に至るまでも反政府の動きはネットで絶えない。
2月11日に彼が演説をすれば、「エジプトやチュニジアに連帯するデモ」が行われる予定の2月14日に参加する人が増えると予想される。
アフマディネジャドの「地方遊説」に行かそうとする革命防衛隊関係者もいるとか。彼は、自分やりたいというだろうけど、どうなることや。

2011年2月9日水曜日

ネット以外の人々にどのようにデモ予定を知らせるのか

ペルシア語のネットで、どのようにして2月14日のデモ予定を知らせるのかは議論が絶えない。
海外に住むイラン人でショートメールをイラン国内の電話らに発信するようにしてほしいとか。数百ドルの寄付でなんとかなるとか。
面白い手立てはこのことだった。
「12-3歳くらいの青年が玄関のベルを鳴らして『2月14日はデモの予定!ムサビとキャッルビが呼びかけたんだ!」と叫んでから、逃げたと書いていたブログはあった。
参加したい人たちは、どれほど大勢の参加を募れるのかを一番気にしている。
http://i53.tinypic.com/1622uki.jpg から。訳: 2月14日、私はママとパパと一緒に行く。あなたたちも参加して

エジプトの抗議デモを見るとオーバーラップするイランの2009年

     






この二つの出来事はどれほど似ているのか・・・私をはじめ、イラン人なら思うことだろう。エジプトで抗議運動を呼びかけた人たちもそうだろう。
2月14日にエジプト国民に連帯するためのデモは申請された。ムサビ氏とキャッルビ氏の申請にまだ答えていないが、前にも書いたように政府がその申請を認めても認めなくても負けている。
上の映像は、カイロとテヘランの今までのデモ状況を対比しながら作られている。見ると心が痛む

中東情勢を風刺画にしたイラン国内の雑誌のサイト

2009年1月、イランGolagha誌の編集長らは来日してくれた。革命後、イランでもっとも読まれた風刺画の雑誌だった。中東カフェのゲストとして、東京、大阪でなんども中東カフェを開催した。
彼女らは今、ネットで雑誌を出し続けている。
その風刺画の中で、今のエジプトをはじめ、中東を風刺したものがあった。他国の風刺画家のものらしいが、こちらのリンクから。
http://golagha.ir/news/?ty=13&id=4909
訳:独裁者を壊そうとする人たち。神権政権を作ろうとする宗教学者ら。持っているコマで民主主義を作ろうとする人たち。

エジプトで市民を街に出るきっかけを作ったゴニム氏は手に緑のバンドを

最初にフェイスブックでムバラク政権の打倒を呼びかけたゴニム氏は解放された。彼の呼びかけによって、大勢の市民がカイロ市街でデモをした。ゴニム氏はグーグル社の幹部で中東の担当者だ。行方不明になっていた彼は昨日8日、解放された。ムバラク政権の仕業だろう。
そのニュースの詳細はhttp://ameblo.jp/urbanrobot/entry-10795029427.html
日本のTBSが制作したニュース動画もある。

彼は最大規模のデモに出たときに、手首に緑のバンドを巻いていた。これは、イランの緑の運動のシンボルであることから、ペルシア語のネットでは、「やはり2009年以降のイランの緑の運動はエジプトにまで影響を与えている」として、あつく語られている。

ゴニム氏の手首の写真などは
http://negahi.com/wordpress/?p=1606/

2011年2月8日火曜日

イランの政府がデモ申請を受けても、拒否しても負けている

ムサビとキャッルビが2月14日(バレンタイン・デー)のデモ申請をした。「中東の民主を支援するため、憲法に基づいてデモを申請する」という理由だ。
内務省(政府)がそのデモ申請を認める可能性は低いが、認めなければ今まで、政府をはじめ、体制が言ってきたことを完全に反対する。例えば、このブログにも翻訳を載せた先週金曜礼拝でのハメネイ最高指導者の意見をどうするのか。エジプトとチュニジア国民に向けたエールだった。
今は、ペルシア語のネットで2月14日のデモのこと以外、書かれないと言っても過言ではない。許可がなくても行くはず。2009年の大統領選挙直後は、選挙結果を疑って300万人もテヘランで路上にでた。ちなみに、カイロでは100万人とされる。
政府が認めたとしても、イランの人々は「認められたデモだから」と言って街にでる。
国民から見たら「ウィン-ウィン」であって、政府から見たら「ルーズ-ルーズ」になる。
街に出ようとするネットでの議論に「毛布も持っていこう。カイロの市民が自宅に帰らなかったことを見習おう」と。結局は一日で終わらないデモになるはず。

歌って、踊って、革命を!

外大のアラビア語専門の方から以下のリンクを紹介してもらいました。
カイロ市街で行われた生のライブ!歌う人、踊る人!活気あふれる音楽を楽しみながら、「ムバラク出ていけ!」と。
雑音が多いのは、素人が携帯か小さなカメラで撮影しているためだ。その映像に英語翻訳が後にのせられた。
若い人は、一晩中現地にいれば音楽もやりたくなるものだよね!ワールドカップの後の渋谷の様子にかさなるね。
その間、軍や警察が集まった人たちに暴力を振らないのはイランではありえないかな。
楽しい音楽と踊りだ。アラビア語の歌を英訳でどうぞ。

2011年2月7日月曜日

パイプランが破裂して、ペルシア湾(湾岸)の20キロを汚染させた

石油のパイプラインが破裂して、イラン南部にあるペルシア湾で20キロにわたる地域が汚染された。
大変な環境汚染になった。
写真らを

http://www.mehrnews.com/fa/newsdetail.aspx?NewsID=1247349

ネットでの呼びかけのリンク

ムサビとキャッルビの内務省へのデモ申請に続いて、フェイスブックとツイッターでもリンクができた。ご参考までに 
http://facebook.com/pages/25bahman/
http://twitter.com/25bahman
25bahmanの意味:イラン暦のバフマン月の25日。2月14日のバレンタインにあたる

スローガンも準備されている!

まずペルシャ語で書くと:
چه تهران با موتور چه قاهره با شتر٬ مرگ بر دیکتاتور
バイクに乗ったテヘランでのものだろうとも、ラクダに乗ったカイロのものだろうとも、独裁者に死を!
だって。
これは、ラクダに乗ったムバラク支援者らが反政府抗議を攻撃したことに由来する。
前にそれを風刺した風刺画も
タイトルは「鏡で見えるエジプト」

訳:
右はイラン「自国民とこんなことをしないでよ。何も解決しない!」
左はエジプト。ラクダが「お願いだから僕の顔にモザイクを入れてください。僕に家族もいるのよ」

この風刺画を書いた人は国外に逃亡している。ここからhttp://www.mardomak.org/resizer/phpThumb.php?src=%2Flibrary%2Fuploads%2Fcartoon%2Fmanadargir154.jpg&w=952&q=90

バレンタインでイラン各地でデモ

2月14日といえば、バレンタイン。
デモはテヘランのみならず、各地で。
今、ネットでみたら、世界遺産のイスファハン市でも、デモの呼びかけ。時間はテヘランと同じようで、午後3時から。場所はエンゲラブ広場から、ドーラト門まで。土地勘のない私が書いても仕方がないが大通りです。テヘランでは、イマーム・ホセイン広場から、アザディ広場まで。
テヘランのアザディ広場は、自由という意味。カイロのタハリールと言葉が同じ意味になる。
「エジプト人に見習って、家に帰らないでいよう」ともネットに出ていた。
バレンタイン・デーに大きな動きになるはず。

来週月曜日にテヘランでデモ!

来週月曜日にテヘランでデモの予定!
ムサビとキャッルビがデモの申請をした。理由は「チュニジアやエジプト国民を支援するため」とのことだ。
大変な日になるだろう。

2011年2月5日土曜日

歴史は繰り返されるのー

ムバラクは治療のため(?)国を出る可能性があるそうだ!
今、ドイツのペルシア語放送局で見た。
イランのパーレビ王も1978年に同じ理由で国を逃げた。それもなんとエジプトへ!歴史は繰り返されるね

ツイッターで同時翻訳したテヘランの金曜礼拝、ハメネイの演説

ツイッターで同時翻訳した演説の内容をブログにも載せる。下が一番最初の訳で、上は最後の訳。下から読んだほうがいいでしょうね。
______
ハメネイは予想通り、米国やイスラエルを非難。エジプト国民がんばれと。
ハメネイはアラビア語でエジプト国民に: あなたたちの心はパレスチナ人と一緒だ。シリアに対してもいう。アラビア語を同時翻訳するほど知らない
チュニジア人に対して: よく宗教の自由をもたらすことに成功した。イランの前例があなたたちの導くものになる。
エジプトの歴史上の人物を取り上げて絶賛している。その時代に戻れるからがんばれと
ハメネイの金曜礼拝演説: アラビア語でエジプト国民に向けて、アラビア語で。文書を手に読んでいる
礼拝の参加者ら:米国に死を!と叫ぶ
ハメネイの金曜礼拝: エジプトの人々は貧困だばかりいうな。確かに貧しいひとだが。米国はエジプトの大統領を受け入れることもないだろう。米国を非難。
ハメネイの金曜礼拝の演説: エジプトとはどのような国かを説明。近代史を語っている。
ハメネイの言葉: 今、イスラエルは一番状況を恐れている。 同盟国のエジプトがなくなれば、大変な状況になる。ムバラクは自国民をバカにした。チュニジアのビン・アリーはCIAの諜報員だった。
ハメネイの言葉を聴きながら訳す :チュニジアとエジプトの状況について話す
礼拝はまだ
2月11日のイランの革命記念日のデモを力強く行うことは大変重要だ と ハメネイが金曜礼拝で言った 礼拝がはじまった
イランのモデルは今、他の中東諸国で行われている。カイロの動きはイランの32年前と同じだ
米国と握手すれば、パレスチナ問題を忘れることだ。イラク攻撃やアフガニスタン攻撃を忘れることだ。独立を保つのは大変なだが、われわれはよくがんばった と言う
米国と関係を改善していないこともどれほどいいのか
社会平等は進んでいると
イラン国営テレビのネット中継でハメネイ最高指導者の金曜礼拝演説を聞いている。32年前からの革命を絶賛している

2011年2月4日金曜日

ツイッターで同時翻訳している

金曜礼拝で話しているハメネイの言葉をネット・ラジオで聞きながらツイッターで訳を書いている

フランスの通信社カメラマンであるイラン系の人もカイロで攻撃された

このリンクのあるようにカイロで、Yaghubzadehさんは攻撃され、怪我したようだ。
どこ出身だろうとも、ジャーナリストを攻撃することは許されない。
http://news.yahoo.com/nphotos/slideshow/photo//110203/481/urn_publicid_ap_org74e26e3e166140bc8a04e58c7ad19b34/

イランで体制支持の自主的なデモは計画されているようだ

テヘランで金曜礼拝の後に「自主的な体制支援のデモ」が計画されているようだ。
下のリンクで、その呼びかけのメールのコピーが貼られている。
国営テレビ局のカメラなどのバックアップもあるとか。
http://efreephoto.com/pictures/6236726814d4b9f308c991.jpg
どこが自主的だよ?
エジプトのムバラク支援者の人たちと同様だなー。

金曜礼拝の時間を順に各国の状況をみなきゃ

今の中東で注目する国をイランからアルジェリアまでとすれば、イランのテヘランで最初の礼拝の時間がはじまる。
日本の時間で書くと、夜の6時過ぎにイランのテヘランで。それにつづいて、サウジとイエメン。エジプトのカイロは夜の8時前。
イランのはわかるが、他の国の中継はどこかでみられるかな?

ベルリンの壁が崩壊したような日になるだろう

今日は金曜日で、中東各国は休日だ。この金曜日は歴史に残るだろう。ベルリンの壁が市民によって壊させられたような一日になるだろう。
遠くの日本にいるのは申し訳ないが、中東出身の一人として、現地にいる人たちを応援している。
連続するだろうインターネット革命だ。

今日の金曜礼拝はエジプト、イランなどの中東で注目のまと

カイロにいる日本のメディアは金曜礼拝の様子を伝えるだろう。
当然のことだが、テヘランにも金曜礼拝が行われる。それも、ハメネイ最高指導者が礼拝の最前列にたつ。礼拝の前に、イマーム(礼拝の最前列にたつ人)が話もする。
彼は、なにを話すのだろうか。詳細をわかり次第書く。

カイロの状況を現地からおしえていただいた

カイロにいる日本人記者とのやり取りで、以下のようなメールをいただいた。
生々しい情報だ。エジプトの人たちもふくめ、大変だ。メールは以下のようだ。その後に自分のコメントも書く。
____
先に私が送ったメールは:
> 今、BBCをネットで聞きながらこのメールを書いています。
> 日本のメディアは大丈夫ですか?
> エジプト国民のイスラエルとの国交をどう思っていますか?ガザ閉鎖のときの政府の対応を非難しながら、街にでているのか?おわかりならば教えてください。
お返事は:
今のところ、日本のメディアが危機的な状況になったということはないようです。
ただ、非常に取材が難しくなっています。
デモ隊が集まる広場の近くにラムセスヒルトンホテルがあって、
そこがジャーナリストの拠点になり、中継などを行っていたんですが、
ついにムバラク支持者のほうのデモ隊がホテル内に侵入、
ジャーナリストを探しているそうです。
反ムバラクのデモ隊ばかりをとりあげる海外メディアに反発しているようです。
支局の前にもムバラク支持のデモ隊がやってきて、
毎日非難の声をあげています。
それを護るという名目もあるのでしょうが、常に
それがさらに発展して、外国人というだけで
攻撃される対象になっていて、ちなみに私も殴られました。
たった今入ったのですが、ギリシャ人のジャーナリストが
タハリール広場でナイフで殺されたようです(ジャジーラ情報)
投石ならたまたまあたっということも考えられますが、
ナイフというなら完全にその人が狙われたということですね・・
うちのエジプト人スタッフがいってきたのですが、
「外国人はみんなイスラエルの手先だから攻撃してもいい」という
噂が一部で流れているそうです。
どうもエジプトの秘密警察が関わっているようですが・・
デモ隊同士の衝突も含めて。
穏健派のイスラム原理主義の「ムスリム同胞団」は
今後イスラエルとの国交については国民投票などで
見直すべきだという話をしています。
ただ、今はエジプト人がどういう考えを持っているのか、
全くわかりません。

ただ、エジプト人は陽気で人懐こく、大雑把なとこもありますが
いい人たちばかりです。
たった一年ほどしかすんでいませんが、
とても好きになったエジプト人同士を
だれがどうコントロールしているのかわかりませんが
互いに傷つけ合っているのをみると悲しくなります。
また以前のようにもどれるのでしょうか・・
_____
とのメールをいただいた。
イスラエルの仕業だというところだが、BBCペルシア語の記者に対して「イラン人とトルコ人の仕業だ」とも。結局は、外国の仕業にしたいだろう。
自分たちのせいにしたくないのは、どこも一緒だ。