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2011年2月8日火曜日

イランの政府がデモ申請を受けても、拒否しても負けている

ムサビとキャッルビが2月14日(バレンタイン・デー)のデモ申請をした。「中東の民主を支援するため、憲法に基づいてデモを申請する」という理由だ。
内務省(政府)がそのデモ申請を認める可能性は低いが、認めなければ今まで、政府をはじめ、体制が言ってきたことを完全に反対する。例えば、このブログにも翻訳を載せた先週金曜礼拝でのハメネイ最高指導者の意見をどうするのか。エジプトとチュニジア国民に向けたエールだった。
今は、ペルシア語のネットで2月14日のデモのこと以外、書かれないと言っても過言ではない。許可がなくても行くはず。2009年の大統領選挙直後は、選挙結果を疑って300万人もテヘランで路上にでた。ちなみに、カイロでは100万人とされる。
政府が認めたとしても、イランの人々は「認められたデモだから」と言って街にでる。
国民から見たら「ウィン-ウィン」であって、政府から見たら「ルーズ-ルーズ」になる。
街に出ようとするネットでの議論に「毛布も持っていこう。カイロの市民が自宅に帰らなかったことを見習おう」と。結局は一日で終わらないデモになるはず。