素敵な読者の皆さん

2013年8月4日日曜日

就任式に参加していた人、参加していなかった(できなかった人たち)

昨日、イランのルーハニ新大統領の就任式が行われた。
注目して、分析すべきところは、以下の二点だろう。

・参加していた人たちと参加していなかった人たち、それとも参加できていなかった人たちのこと。
ハタミ元大統領がいなかったのに、イスラム共和国の裁判所でさえ犯人にされたMortazawi元裁判官が参加していた。Mortazawiは2009年の大統領選挙の不正を訴えて逮捕された市民らを留置所へ送り込み、死者をだした罪におわれた人で、2ヶ月ほど前にイスラム共和国体制の裁判所で犯罪が認められた。彼が参加できて、8年間の大統領だったハタミが参加できなかった。当然に思えるだろうけど、エビン刑務所などに捕らえられている政治犯らもいなかった。その一人は私が最も尊敬しているマダニ先生だ。2009年の大統領立候補者ら、ムサビ(元首相)とキャッルビ(元国民議会長)はいなかった。噂されている、新政権の大臣らもいなかった。

・ハメネイとルーハニの言葉をしっかり聞いて、選ばれた単語、言葉の先々を読まないといけない。

3日の放送が見れなかった人はこちらでhttp://www.balavision.com/episodes/gfgk25q/parts/ibgsg3v 保存されているから。ペルシア語だけどさ!

まあ、聞かれれば答えるけど、このブログ程度で案内できるのは、方向性だ。イランの理解を深めたい方や、投資を検討しようとしている方、取材を考えようとしている人がいれば、直接会ってから、聞いててください。

ただのブログで書くのはここまでだ。2009年の大統領選挙で不正が行われて、多くの人が殺されたり、逮捕されたり、怪我したりした人たちの声になろうと思ってはじめたブログだ。ほっとおいても、世界中がいい方向へ向うのであろうイランを見るだろう。