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2012年1月29日日曜日

中東での遅れた冷戦崩壊とイラン内政

明日、月曜日30日、CSテレビ朝日に出ることになったが、そこで話したい概ねのことをここで明記します。
中東の今の状況は、20年前の冷戦崩壊後の欧州にそっくりだ。エジプトのムバラク政権を支えなくなった米国がいると同じように、リビアにNATO軍が空爆したりするのは、コソボ戦争に匹敵する。セルビア軍はボスニア・ヘルゼゴウィナで虐殺していたのをNATOはセルビア空爆で止めた。西の首都にいたカダフィは国民を殺していて、リビア東部に拠点を置いていた反政府勢力NATO軍は首都の空爆で支援した。
冷戦崩壊後、欧州は旧西側諸国と近づいたと同じように、ロシアと中国は今の中東を手放したくない一身で動いている。しかし、それをよく理解しているのもこの中東に住む人々だ。カダフィ後の政権はカダフィを支援した中国やロシアに油田開発権を売らないとかもまさしく現地の人々は「冷戦後」の真っ只中でその国々らへの反応だ。

●イランの内政が核開発疑惑になによりも影響を与えている。日本もだが、「予算がほしいからやらせて」と手を上げる団体は多いし、それは結局全国民の損になっている。日本人もその仕組みに納得するはず。イランも同じ。金が欲しいから「私がやるんです」と手を上げる人たちはでる。

●それに国際政治各国の国際貿易は絡んでくる。イランとロシアの貿易額は年間5,000,000,000ドルだが、そのうち4,000,000,000ドルはロシアの輸出だ。(一ドルを80円とすれば、貿易額は400,000,000,000円になる。4000億円。その分ロシアの輸出は3200億円だ。)(元の数字はmilliardで確実だが、掛け算するとゼロが多すぎて計算を間違ったかも!)ロシアや中国はイランの経済制裁に反対したりするのはこれにも由来する。イラン南部にあるブシェール原子力施設をロシアがつくるとかも20年前からイランから金を取っているだけで、いまだに完成していないじゃないか。結局、お金だよ!そのお金にかたがつくと思えば、中国もロシアもイランのことで米・欧州と手を組むかもしれない。ロシアは地中海で持っている唯一の基地をシリアにおいているが、ペルシア湾の金持ちアラブ諸国と話がつくと思えば、安保理でシリア非難に賛成するかもしれない。
世界第3位の経済大国日本とロシアの貿易額は300億ドル(同じドル円80で換算をすれば貿易額は2兆4000億円になる)。イランとロシアはその1/5になる。しかし、これは近年日本がロシアから輸入している石油に由来する。それに日本経済は世界3位。
石油埋蔵国トップの国らであるイランとロシアは石油売買がないはず。だからこそ、イランは支払っているロシア製品の総額の大きさは理解できる。(桁はいくつも違う経済の数字は合っているかよ?!)

結局、お金ですわ!!人の命なんて、大国は考えないんですわ!!このブログを読む、一人ひとりが考えないといけませんですわ!!


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