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2011年9月22日木曜日

イラン憲法を変えて、共和制から最高指導者の王国にするのか?

今朝、見たイランからのニュースにびっくり仰天している。国民議会の一人の議員は「イランに最高指導者がいるので、大統領職は必要ではないと一部の専門家が話しあっている」と語った。
ハメネイとネジャドのギクシャクは今年3月から明白になっているなかで、憲法を変えるところまできたのか。4月の情報大臣の辞任と再任劇から始まったようにも見えるが、政治界での権力争いはそれよりも前にあった。ハメネイは自らの王国を作りたいと思っていたのは、なにもネジャドに始まったことではない。以前書いた、君主論に基づいたイランの国家運営を読んでくだされば、少しお分かりになるかもしれない。
でもそれが、ネジャドの意固地で崩れかけている。そのため、憲法を変えようとでも思われる発言が出た。ネジャドを解任すれば、その後継にまた選挙が必要なのだ。いかなる選挙も怖がっているのは、ハメネイをはじめ、イラン体制だ。来年3月に実施予定の国民議会選挙も実施できないだろうと予測したのがこのためだ。
ブログで検索されれば最高指導者ハメネイと大統領のネジャドの関係悪化の経緯をブログ内でも読める。