素敵な読者の皆さん

2011年9月7日水曜日

200日間も自宅軟禁されたムサビ氏とラフナバルド婦人が「選挙はありえない」と

今日第10回大統領選挙の候補で、元首相のムサビ氏から200日(7ヶ月)ぶりに情報がでた。「今のままでは、議会選挙への参加はありえない」と娘らに話した。
ムサビ氏は3月に亡くなった父親の葬式に出たときに参加者らに「我慢、我慢、我慢」と声をかけた。今回は「将来が明るい」と言った。新聞もラジオもなければ、ペンや書き物も取り上げられている。彼は、自らの状況について「俺らのことを知りたいなら、ガブリエル・ガルシアの『誘拐の知らせ』を読んでください」と話したそうだ。
コロンビア人作家でノーベル文学賞をとったのガブリエルさんのこの本は読んだことがない。早く読もう。
ムサビさんの発言の影響は非常に大きい。軟禁されているからこそ、なお大きい。

中東民主化運動の各国への影響と、インターネットの役割



研究者向けの投稿かもしれないが、二つの論文を紹介したい。
一つは英国にあるIISSの年間レポートだ。(IISS:The International Institute for Strategic Studies英国際戦略研究所)
私の紹介が必要でないほど有名な研究所だが、昨日発表された年間レポートで中東民主化運動はいかに各国に広がっているのかを分析している。自分がまだ読んでいないが、アラブの春はいかにイランに影響を与え、いかにイラン体制がその到来を恐れているのかを書いているようだ。


他は米国YALE大学政治学博士課程にいるイラン人Hassanpourさんの研究の紹介だ。「インターネットがいかに人々を町に繰り出させ、いかにそれをとどめるのか」を分析している。彼は、エジプト革命期にムバラク政権がネットを断絶したときに、それが逆に人々を街に繰り出せた。それまでに「政治活動は俺に関係ない。レディ・ガガがなにを言っているのかは重要だ」といっていた人タフリール広場に限らず、街に出た。そして、それは、ネットに関係のない人々との関係を強めた。
ぜひ彼の論文も読みたい。


日本も含め、大物の研究者らがネットを信用しないのは年齢のこともあるだろう。自分も若いとはいえないが、ネットの分析は今の時代、非常に重要だ。ここで、これを読む方ならご理解されているずだけどさ。自分が「アラブの春」の前に日本語で書いたイランとネットの関係の論文は右の欄でも紹介している:
「われわれは無限大だ」

2011年9月6日火曜日

2人の妻がいても、インドネシアに一時婚を求め旅するサウジ人

フランス製作のビデオだが、いかに性的な関係を求めるためにサウジ人らが東南アジアのインドネシアまで旅するのを示している。イスラム教で許すとなる一時婚の契約を交わせば一時婚は成立。世界最大のイスラム教徒が住むインドネシアにイスラム教の聖地メッカのあるサウジから男たちが来る。性的な関係を求め旅する男は日本や世界のどこにでもいるだろうけど・・・

2011年9月2日金曜日

紙幣にデモの約束を書く

イランでは、2009年の大統領選挙以降、紙幣にスローガンを書くことは多くみられた。
上の紙幣に、明日9月3日、タブリーズ市でのデモ場所を書いている。このデモの予定は塩湖の環境悪化を訴えるためだ。映像は入るとしても、日本時間の日曜日以降だろう。
その関連で以前、書いたものらは

環境問題に関する議論はネットを埋め尽くしている

世界第2位の塩湖が乾ききる恐れと市民が怒りのデモ

2011年9月1日木曜日

シリアの若者らが踊りながらアサドの退陣を叫ぶ

以前エジプトで若者らがいかに楽しく革命に参加していたのかを紹介したと同じ流れだ。楽しくないと参加してもつまらないもの。このエネルギーに感動する。

歌って、踊って、革命を!

環境問題に関する議論はネットを埋め尽くしている

Mana Neyestaniさんが描いた風刺画。肉を下ろす業者と塩湖問題を引っ掛けている。アゼルバイジャン地方だけではなく、首都のテヘランなどでもデモが企画されている。環境対策を問うことは、その国に住む国民の当然の権利としてもデモの呼びかけ。
世界第2位の塩湖が乾ききる恐れと市民が怒りのデモ

2011年8月30日火曜日

はじめてイラン政府はシリア政府を批判

リビアのカダフィ政権が倒れてから、世界はシリア情勢に注意を向けている。
昨日、イラン外務大臣はシリアのアサドを批判。ネジャドも。
同盟国のイランにもシリア政権の終わりが見え始めているだろう。

2011年8月29日月曜日

世界第2位の塩湖が乾ききる恐れと市民が怒りのデモ

イランにあって、死海につづき、世界第2位の塩湖とも呼ばれるオルーミーエィ湖は乾燥しきる危機に面している。雨がほとんど降らなかった今年は、この20年間に建設された十数のダムや湖を二つに分ける高速道路の建設で60%が乾燥しきったとのことだ。
その危機回避の対策が必要なのに、国民議会や政権はなにもしない。
これを怒りを感じたオルーミーエィ市や近くにあるアゼルバイジャン最大の都市タブリーズで市民がデモを行った。多くの参加者らが逮捕された模様だ。
アゼリ語で「怒りをあげない人は恥を知れ」と叫んでいる。現体制は、国内でいかなる集会も警戒する。アゼリ語を母語とする人々の支援をすべきだとして、テヘランでも断食明けにデモが企画されている。
環境問題だろうとも、なんだろうとも、誰もこの体制を批判してはならないことに人々が怒りを感じている。人が集うことをとにかくとめたい。こんな体制下で選挙なんて実施できるのか?この2月の国民議会選挙は選挙演説さえできないところで、どうやって、選挙するというのか?公園のプール近くでの水鉄砲遊びをする若者らが逮捕されるくにだよ。人々の怒りはどこで爆発するかは、予測不可能。

治安部隊が市民を弾圧する映像。

8月31日、文化放送に出演します

この水曜日、8月31日、文化放送に出演します。朝10時5分から。リビアも含めた中東でなにが起きているのか。リビアの情勢はイランを含め中東の他の国にどう影響を与えているのか。シリアの同盟国であるイラン体制と一般市民の反応。
「イランでリビア同様のことがおきたら、どうしよう?生活は?」という心配がある一方で「リビア人がうらやましい。感動を表すように街に繰り出せる。イランは許されないのに」など。


東京ではラジオで聞けますが、それ以外では以下のサイトを経由して聞ける。
http://www.joqr.co.jp/index.php 
パソコンで文化放送を聴く
AMラジオ1134kHz 文化放送 JOQR
www.joqr.co.jp 
東京のAMラジオ局、1134kHz、文化放送のホームページ。
http://www.joqr.co.jp/index.ph 
www.joqr.co.jp  

2011年8月25日木曜日

シリアの漫画家が描いたシリアの革命

シリアの漫画家、Ali Ferzatさん(アリー・フェレウザート)が描いた風刺画をご本人のサイトにもあるがここに紹介します。中東アラブ世界で彼ほど有名な風刺画家はないほどの方だが、今日、車からひき降ろされ殴られたとニュースにでた。非難されたくないアサド政権は彼の風刺画は我慢ならなかっただろう。ひどい。彼の描いた風刺画の一連を見てください。

2011年8月24日水曜日

東京外大への進学をどうどうと勧める


今日ニュースで東京外国語大学に関してすばらしいものをみた。東京外大が外国語学部改編 言語文化学部と国際社会学部に移行

今の中東で起きていることは、アラビア語だけわかったらわからないのと同じように、世界は一つでそのすべてに目を向けないとわからないものだ。これでどうどうと興味のある高校生に進学を勧められる。受験がんばって!(偏差値は高いだろうが、あきらめないでがんばればいいのだ!)

2011年8月23日火曜日

マネキンの胸まで切られるイラン

イランはイスラム共和国と名乗っている。なにが、平和の宗教だ。
マネキンの胸も切り落とされている。マネキンを魅力的に感じるとは。
1979年の革命以降小学校、中学校と高校は男女別。それは、先週、幼稚園まで拡大!これで、なにが男女関係は健全なのか?
冗談で書いていたブログがあった。「病院で生まれる乳児も分離すべきだ!」と書いていた人がいた。
まあ、マネキンの写真でも見て楽しんでください!

2011年8月22日月曜日

写真:中東の独裁者ら一年前

2010年、笑いながら撮っていた写真!独裁者らは2011年に去ることなるとは思わなかっただろう。
左から
①チュニジアのビン・アリ(サウジアラビアに逃亡)
②イエメンのアボドッラ・サーレフ(サウジアラビアに治療を名目に逃亡)
③リビアのカダフィ(行方不明)
④エジプトのムバラク(拘束され、裁判を受けている)

リビアで反政権のグループらに女性の姿は見えない

リビアのカダフィ政権が数日も持たないかもしれない。大量の武器を持っている国民がいる状況はアフガニスタンに近いことを書いた リビアのカダフィ政権が倒れても、市民の間にある武器は
が、もう一つ懸念されることは、女性の映像はどこにも流れない。

首都のトリポリに反対勢力が入ったとされる映像を市民がとっているが、そのどこにも女性はいない。
男だけで実現するであろう独裁者の追い払いは、その後どうなるのか。
数ヶ月前に、リビアで外国メディアにカダフィ政権によって、レイプされた女性の映像は衝撃を与えた。しかし、反カダフィはどうなのか?女性が参加しない民主主義はありえるのか?





リビアのカダフィ政権が倒れても、市民の間にある武器は

リビアのカダフィ政権の終わりが見えている。多くの国は反政権のグループらを認知している。
しかし、その後は一番懸念すべきことは、大量にある武器だ。NATO軍のフランスなどが反政権のグループらに配った武器はその後はどうなるのか。アフガニスタン国内にある大量の武器は1980年のソ連占領時代に米国などが配ったもの。今なお、30年がたってからも、アフガニスタンに安定した民主主義はこない。
リビアでも、安全な民主主義政権ができるとは、思えない。
イランでの反体制の活動は一切、武器に手を出していない。中東各国の状況は同じでないことを皆さんもご存知だろうけどね。
リビアのカダフィ政権が倒れることは、またも大きな波が中東に流れる。
イランではリビア大使館前で祝賀パーティーを開くなど市民が企画している。

リビアやシリアの独裁者が倒れればイランで市民が祝いのイベントを企画すると

2011年8月20日土曜日

リビアやシリアの独裁者が倒れればイランで市民が祝いのイベントを企画すると

一般市民が投稿できるBalatarinのサイトで面白い企画が高い人気を得ている。
「もし、シリアのアサド政権か、リビアのカダフィ政権が倒れれば祝うイベントをやろう」と。
「スイカを食べよう」など楽しいイベントをフェイスブックで企画したりするのに続いている。
イランのイスラム体制はいかなるイベントでも、人が集うことを懸念している。水鉄砲で遊ぶために集まった人々を逮捕したりするのは最近の動きだ。
日本語ツイッターで教えていただいたその関連のニューヨークタイムズの記事。

自分が日本語で紹介したのは イランも夏だ~!水鉄砲で戦争だ~!

2011年8月19日金曜日

8月30日は東京の時事通信ホールでニーズ・プロジェクトの報告会


今年3月まで東京外国語大学で勤務していたのは、大学が受託した文科省のニーズ・プロジェクトに雇われていたためだ。
各ニーズ・プロジェクトらはなにを行ったのかを報告する会は今度、東京で行われます。
もしよかったらいらしてください。
酒井啓子教授も当然出席されます。
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開催概要
1.日時 平成23年8月30日(火曜日) 13時00分~18時10分
2.場所 時事通信ホール(東京都中央区銀座5-15-8)
※ご来場の際は公共交通機関をご利用ください。
3.参加申込等
定員:300名(先着順) 参加費無料
参加には事前登録が必要です。参加申込方法等、本報告会の詳細については以下のページを御覧ください。
○世界を対象としたニーズ対応型地域研究推進事業(※(独立行政法人)日本学術振興会のホームページへリンク)
お問い合わせ先 研究振興局振興企画課学術企画室 電話番号:03-6734-4070(内線4070)(研究振興局振興企画課学術企画室)

2011年8月2日火曜日

イランも夏だ~!水鉄砲で戦おうぜ~!

水鉄砲は子供の遊び道具?!大人は遊んでじゃだめ?
夏になってからフェイスブックで「水鉄砲で戦争しよう!」という呼びかけが始まった。首都のテヘランだけではなく、マシャド市やラシュト市など、各地で広がっている。公園のプール近くでの水鉄砲遊びだ。この金曜日も戦う約束だ!
しかし、これも治安関係者に危機感をもたらしている。先週の金曜日に何人かが逮捕された。人が集まって、楽しむだけでも嫌うのはなぜ?人が悲しむだけ?このアイディアをだしている人たちはエライ!市民運動とは楽しくないと参加しないもの!
さあ、今日から始まるねぶた祭りに出かけるぞ!踊るよ!(正しくは、跳ねるよ!)
アフガニスタン、イラクよりも低いデモクラシー・ランキングのイラン
「アラブの春」のイラン到来が遅い理由とも。武装攻撃するグループに肩入れしたイラン女性歌手人生から

2011年8月1日月曜日

なぜイラン体制はシリアのアサド政権を支援するのか

シリアで戦闘車がシリア西北にあるハマー市などを攻撃して市民を虐殺している。昨日7月31日だけで、ハマー市で140人近い人が無残に殺された。
イランのイスラム教体制はシリアの状況を見て見ぬふりをしている。イラン国内で、唯一の国営テレビ局はアサド支援者らのデモを流すだけにとどまっている。自由もない新聞らが、それほど触れられないでいる。
しかし、なぜイランはここまでアサド政権寄りになっているのか。それは、1979年のイラン・イスラム革命直後に始まったイラン・イラク戦争にさかのぼる。イラクのフセインとアサド(父親)はバース党の運営争いをしていた。イラクのフセインの攻撃を受けたイランは、そのイラクと敵対するシリアに近づいた。原油を無料で輸出するとか、値引きして売るとか。イランにとって、シリアはアラブ内で唯一の友国となった。シリアでシーア派の聖廟と称される場所の開発に莫大な金をかけた。そして、その聖廟に多くのイラン人が訪れた。訪れるための航空券の割引などにまとも多くの金が使われた。2004年にその聖廟訪問の団体ツアーと一緒にフィールドワークをした。
これらがあって、イランは1万人を超えるアサド(父)による1982年の虐殺も暗黙した。
今のイランはイスラエル同様にシリアのアサド政権にとどまってほしいものだ。
どれほどの人が殺されようとも。

関連で以前書いたのは
「シリアは平常だ」とイラン国営通信社が報じる
皮肉にもイランとイスラエルはシリアのアサド政権の存続を希望する
勝手に対イスラエル前線となったシリア人の怒り
中東全土は今後どうなるのか
シリアの日本人専門家はなんというかね?!

他も書いているが、隣の検索でシリアなどとお調べくだされば、本部ログ内の投稿がでる