素敵な読者の皆さん

2011年12月7日水曜日

中東をテーマにした卒論を書くのならば

どこかの公共放送で流していたクローズ・アップ現代の中東激流を見た。ああ、これほど大わけで語ればわかったことも、わからなくなるのじゃないか。一人にインタビュをしただけで、その国のおかれた状況がわかったとでもいいたいのか?

このブログを読む学生がいればぜひとも卒業論文のお手伝いをさせてほしい。たとえば、国際政治か、国際関係論で書きたいのなら、前日に紹介したアップル社設立者の父親のことをとりあげてもいい。ここでは、説明のためにとりあえず彼に焦点をあてる。アップル社設立者のスティーブ・ジョブズ氏の父親がシリア状況を非難

1.まずはテーマはなんでもいいから小さいものを択んでくさい。なんでもいい。小さいほうがいい。大きなことを取り上げたからって、格好いいように見えるけど意味がない。
2.その小さな出来事かその人をとことん調べる。たとえば、あの父親はどのような家族で、どこ生まれで、どこで勉強して、学生のころになにをして、仲間は誰で、卒業後どのような活動をして、どうしてアメリカへ渡ったのか。
3.シリアはどのような国で、どの時期になにがあって、国内政治はどうだったのか、地域はどうだったのか、中東の政治は各時代はどうだったのか、とにかく調べる。ウィキペディアでいいから、最初は知ることからはじめる。そこから興味があるものが見えてくる。
4.シリアからアメリカへわたった彼は、米国でなにを基盤に生きたのか?
5.なぜ今になってはじめてシリア体制を非難するようになったのか。彼の周りはどうなのか?世界の動きと彼の動きはどうつながっているのか。
6。やっと結論で、「在米シリア人から見たシリアの現在」とでもなんとでも名づけて書ける。

とにかく、現在、興味のあるものがあれば、過去にさかのぼればいい。現在から過去に遡って研究すればいい論文になる。とにかく現在から過去に逆惟るように。10年前まででもいいし、100年前まででもいいし、1000年でもいい。遡って、調べて、なぜというのを問い詰めて書く。私は「ヴェールに隠れて踊る男たち」との名前の本を執筆中で、4000年前までさかのぼって調べて書いている。

ああ、たぶんあの番組に係わっているのであろう公共放送論説員の仕事の浅さに怒って書いた学生卒業論文に関するものだ。
いい卒業論文を書いててくださいね。今は中東の話題が多いから楽勝だ。楽しんでてやったらうまくいくって!