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2011年1月20日木曜日

イランで「聖人」に願掛けする時は

今朝、テレビで学校合格を願う親が行くお寺を紹介していた。
イランでもこのような「利く」場所はある。イラン北東都市、マシャドにある聖廟に「子どもを授かるように」と願掛けする夫婦が多い。授かったら「レザー聖廟」にちなんでレザーと息子をなずけることも多い。
そもそも、マシャドというのは、イスラム教シーア派8番目のイマーム(マホメッド預言者の娘から続いた男家系をイマームとするのはシーア派。8番目のイマームはレザー)レザーが殺された場所だから、聖なる土地となった。Mashhadは、殉教Shahidとなった場所を意味する。
そのイランで、更なる願掛けは家庭で開催されるご馳走だ。開かれるSofreh(絨毯の上に敷くから、敷物を意味するが、日本人にわかりやすいように「パーティー」が「お食事会」とでも訳しますか)で願掛けする。流れとして、お祈りをし、その後食事をする。
何番目のイマームのSofrehに出す食品のリスト本は出版されたらしい。家主がその願掛けにどのような食事を出すべきかは本の中身だ。料理本なのか、宗教の本なのか?!許可制でしか本を出版できないイランだから、一体これをどの分野で許可したのか?!
皆さんもご存知でしょうけれども、イスラム教だからって、どこも一緒ではないのよね