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2012年10月18日木曜日

1200人に一人の割合でイスラム教の聖人らを褒める職業に

イランはイスラム国家であることで、イスラム教をメインにした職業はやたらめたらある。
国家のトップは北朝鮮と違うのは「宗教学者」であるべきと憲法で決め付けられている。憲法と言っても名前しか守られていないけどさ。だから、ハメネイは黒いターバンを巻いている。

写真を載せるのは嫌だけど、上の人はイラン国家のトップ、ハメネイだ。

イランの国家宗教はイスラム教・シーア派とされている。ウィキペディアを読んでもらっていいんだけど、シーア派を簡単に説明すれば:1400年前にイスラム教を道開いたんだか、アラーから啓示を受けて示し開いたんだかのマホメド預言者をトップとするイスラム教だが、そのマホメッドの後に誰を政権のトップにするのかでもめたのよ。年齢順にするのか、血筋に基づくのかでもめたのさ。
政権のトップになれなかった人たち、アリーとその子孫は、負けて殺されたりもした訳だ。1300年以上も前のことよ。

争いに負けて、殺されんだか、勝負を諦めたんだかの子孫をイマームと呼び、毎年その命日で「嘆き苦しむ姿を集まって、互いに見せあわせる。まあ、祭りであったとして、胸を叩いたり、頭から血を流したりなどと小奇麗な祭りでない。
男の見せところとでも言えのだろうけど、、、
そこで、殺されたイマームたちを褒め歌う職業の人たちがいる。Maddahمداح マッダーフと呼ばれる。
その数はなんと今のイランでは5万9000人!
イラン人口で換算すると1200人に1人だ!!
情報の本はこちらからhttp://melimazhabi.com/?p=26830

ちなみに青森市では、200人に1人が市の職員であるから、宗教職員の数の多さが想像できるだろう。(人口30万人ほどと市職員1500人ほど)
これは、消して宗教学者の数ではないことをご理解ください。ハメネイはMaddahمداح マッダーフでないし、あるとあらゆるところで職業についている宗教学者(Molla)と違ったわずかな一部の数だけだ。
一時期だけ嘆き褒める職業をしているだけである。
今のイランでMaddahمداح マッダーフらの状況をドキュメンタリにしている映画をネットで見られる。30分のものだが、ペルシア語。タイトルは
聖なるマインドコントロール
http://shahrvand-yar.com/media/3968 
音を聞かなくてもいいので、流してみてください。少しシーア派を理解できるかもしれない。