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2012年6月10日日曜日

Hamid Dabbashi先生の本をお勧めします


コロンビア大教授のHamidDabbashi先生のインタビューはいくらでもあるだろうが、半年ほど前のBBCペルシア語とのインタビューをぜひとも見ていただきたい。イランでの緑運動、社会運動についてお話になっています。
http://www.bbc.co.uk/persian/tvandradio/2011/10/111004_hardtalk_hamid_dabashi.shtml
ペルシア語をご理解できない方用に自分が重要と思って、適当に訳したものは
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イランの文化は抗議する文化だ。緑の運動は今、脱宗教であるのではなく、抗議として宗教に対抗している。パーレビ時代に、カレンダーが変わることからはじめ、いろいろな意味で宗教をなしにしていた。そこで、イラン人らは宗教的な文化に戻ることにした。シーア派のアーシューラ祭りなどが抗議文化として強まった。今のイランはアーシューラを強めているが、人々は抗議として春分の日、ノールーズ後の13日目とか、火の祭りに興味を示す。
緑の運動は国内と国外の別離をなくさせている。言葉を遠慮せずに話させている。刑務所内で数千人が殺された80年代のことは話されているだけではなく、イランの文化革命の詳細を議論させている。今までは知っていても誰もが話題にしなかった。
Image: Scan of front cover of "Shi'ism: A Religion of Protest" book

今の時代はカリズマは必要ではない。言うカリスマとは、テレビの作り出すカリスマと違う。テレビは一種のカリスマ性を作り出す。オバマとブッシュであれば、オバマは顔立ちがいいから、いいとされるかもしれない。しかし、それだからと言って、オバマを批判してはいけないわけも無い。ブッシュにカリスマ性がないから、批判されるわけでもない。
2009年大統領選挙のムサビ候補は今軟禁されているが、彼の話していないが、逆に話しているものが多い。話している元大統領のハタミよりもムサビが話している。「無声」の抗議運動だって、ありえる。南アフリカのネルソン・マンデラは何年間刑務所にいて、話せなかったのかと同じ。ムサビも同じだ。娘らにちょっと面会したさいに、われわれの状況を知りたいのならば「マルケズの小説を読んでください」といっただけで、2週間であの本は売り切れになる。
マルケズは自らのフェイスブックのページでこの話にも触れて、世界的な出来事になる。若者らの今の交流方法をみれば、もうカリスマ性は必要されない時代を意味する。
Image: Scan of front cover of "The Green Movement in Iran" book
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Hamid Dabbashi先生を紹介する必要も無いでしょうけれども
http://www.hamiddabashi.com/
コロンビア大教授のダッバシ先生を以前中東カフェで来日してくださったマダニ先生現在も不当にEvin刑務所で逮捕されている)とご一緒に招聘するはずでした。今も、やはりパレスチナを歩き続け、イランを知り尽くしているダッバシ先生を日本に招聘されればどうかと思います。(お前自身は無職なのに?!ハーイ!)。日本語に訳された著作だけではなく、今の中東の見方を英語でもたくさん書かれているこのDabbashi先生こそ、今の中東をわかるために注目されるべきだ。
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