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2013年3月28日木曜日

イランのハメネイ最高指導者が福島被災地を訪ねれば国際政治が変わる

桜満開の東京は暖かいですね。
先週、ここに書いた、イランの核開発を止められる案を東京大学名誉教授の板垣雄三先生に相談申し上げながら練っている続きです。

まず、イランの核開発だか原子力開発の一連を止められるのは、イラン・イスラム共和国体制のトップであるハメネイ最高指導者だ。アフマディネジャド政権でもなければ、動かすのは革命防衛隊jであっても彼らの指揮官でも動いていない。ハメネイについて、ここで幾度も彼の非難すべき姿勢を紹介した。

しか~し、今のイラン国民の苦しみを考えれば、彼を優位にたたせて、とにかく世界からの経済制裁を止めるために核開発を停止させるべきだ。つい3月中旬にでた統計では、イラン国内で栄養不足になっている6歳未満の子供が20万人もいるというのは、ネジャド政権の経済策の問題があるにせ、世界がイランにかけている経済制裁の影響によるものだろう。その経済制裁を解くために、一日でも早く、ハメネイが核開発につながる一連を止めさせるべきだ。

そこで、思いついたのはハメネイに花を持たせて、決断させることだ。
ハメネイが福島の被災地を訪ねて、被害状況をみた上で、平和的であれ原子力開発を辞めようと決断してはどうかという案だった。

ここまで粘ってきている原子力開発を止めるためには、相当の言い訳が必要だ。もし、福島の被災地を見てからの決断なら、言い訳はいくらでもできるはずだ。イラン国内支援者らも、「明断なさったハメネイ最高指導者が立派だ!さすがイランの最高指導者だ!」と大声をあげられる。「欧米世界の圧力に屈したのではない」とでもなるだろう。彼だって、誰だって、原子力の危険を知っているけど、この案ならIAEAの査察も仕方がないな、とでも言えるだろう。

私が調べた限り、福島の被災地を訪ねた国家元首はどこからも来ていない。他の用事で日本にきていた大臣クラスなら福島を訪ねた人はいる。しかし、国家元首はいない。ハメネイが訪ねれば、世界的なニュースにもなるし、彼が「理解ある国家元首だ!」とでもなるだろう。歴史にも名前を残せるだろう。

しか~し!またもしか~しだ!
ハメネイが戦争犯罪人とされているがために、国内以外の国へ行けば逮捕される可能性がある。それは、1992年9月17日ドイツのベルリン市内のミコノス・レストランでおきた殺害事件で、国家元首として関わっていたためだドイツの裁判所の判決は、イランのクルド人活動家らの殺害にイラン・イスラム共和国体制のトップらが関わっていたというものだった。ハメネイの名前がないが、国家元首として国外での殺害に関わっていることになる。つまり、日本政府が戦争犯罪人を国内にいれたとした、日本政府の立場が難しくなる。
本来なら、ハメネイの福島訪問が実現して、イランは核開発を止めたことにでもなれば、日本政府の国際政治での役割がこの上なく高まったはずだ。それに、日本国内にも「福島の被害を無駄にしていない」とでも言えたはずだ。

世界で、誰もが想像していなかったアイディアをだした「世界一優秀!な私??はああ???」だったが、、、、残念です!
まあ、ここまで日本とイランの現在の状況を知っている人がいないから、想像ついてないだけかもしれない。それともハメネイの来日が不可能だと理解しているから、提案している人がいないのか??いずれにしても、この案を進められれば、すごいことになるんですけどさ。
このアイディアが使えると思われる方に、ぜひ転送なさってください。案だって、ナンだって、実現しなければ、頭の体操でしかない。ぜひ、がんばってすすめられるところにお届けください。在東京のイラン大使でも、ぜひどうぞ。日本外務省でもぜひ。