アゼルバイジャンはイラン北西部にある。海のつながりもあって、ペルシア湾ではなく、カスピ海の西と南の国は
アゼルバイジャン共和国(??)とイラン・イスラム共和国(?!)だ。
地図でみればわかるように首都バクーのところと陸でつなっがっていない飛び地がある。(地図のページを閉めないで。ややこしい説明があるから、別のページか何かで開いてください)
それは、ソ連崩壊後に
アルメニアとアゼルバイジャンが戦争したことにより、100万人とも言われるナゴルノ・カラバフのアゼリ人難民らが東の土地に住まざるおえなくなった。未だに難民キャンプに住んでいる人たちもいる。
カスピ海原油販売で潤っているアゼルバイジャンがこのアルメニアとの危機に備えるつもりで多くの武器を買っている。それはどこからかというのもまた大きな問題でね。
アルメニアはキリスト教の一派であるアルメニア教会に属していて、多くは米国に住んでいる。アルメニア・ロビーは米国の政治に深く係わっているために、米国から武器が買えない。そこで、「俺が、俺が売るっすよ」と手を上げているのはイスラエルだ。
イスラエルとの関係を喜ばないのはイランだ。武器だけ売っているわけがないからね。諜報機関のモサドが情報をとったりする。イランはアルメニアと仲がいい。これにアゼルバイジャン政府も国民も怒る。(地図を見ながらで理解できたかしら?)
皆さんも結婚相手が択べても隣人が選べないのと同じで、イランもアゼルバイジャンも、アルメニアも隣国との関係をなんとかできればいいけど。
イランにアゼリ語を主として話すアゼリ人は2500万人もいる。
タブリーズ市がその中心になる。言葉も通じるから、国境を隔て商売をする人も大勢いる。
そこで、アゼルバイジャン政府がイランを非難しようとすれば一つに、アゼリ人らがイランで母語で教育を受けられないと。在首都のバークにあるイラン大使館の前でデモを呼びかけたりする。そこで、DALGA(波)という市民グループらも参加する。この若者らは、本当はアゼルバイジャンでの言論の自由を求めているから他の呼びかけで市街のデモを行いたいけど、逮捕されたりするからできない。それで、仕方が無く政府の呼びかけにのっちゃう。彼(女)らはアラブの春においてもデモを行い、逮捕されたり、大学をおいだされたりした例も多い。
アリエフ親子がアゼルバイジャンの大統領でありつづけたのは、どかのシリアで、アサド親子に大統領であることに似ていないかい?先週、バクーで「イランがアサドを支援しているのは怪しからん」とイラン大使館前でDALGAグループらはデモを行ったとか。結局、アリエフ体制が許すも許さないも・・・
隣人が択べなくても、せめて結婚相手を上手に択びましょうね!
成田空港で書ける国際政治と市民運動だった。
さあ、これからどこへ出るのだろうか?!